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辛い時だけど ページ16

佐久間side


自分でも今この状況がやばすぎるのはわかってる。

だってもう静かに呼吸ができないの、まずそこだもん。



はぁはぁ、言っちゃうの。


深澤 「佐久間ぁ?どこいるー?」



起き上がる力がないからソファから手を振る。

あまりに体調が悪すぎて、ソファのある楽屋をもらえたから遠慮なく休ませてもらってる。


深澤 「よ、おつかれ」

おつかれ、の意を込めてグータッチをして。


深澤 「どう?起き上がれる?」

「、、手ぇ」

深澤 「ん、体重かけていいよ」


1回横になっちゃうと面白いくらいに体に力が入らない。

ふっかに腕を引いてもらって、そのままふっかの肩口に顔を寄せてもたれる。


「はっ、はぁ、、」

深澤 「お前あっちぃな」

「んん、」

深澤 「そんな焦んなくていいから、ゆーっくり呼吸しな」

「っ、ふぅ」


ふっかに背中をさすられて、それに合わせて息を吐いたり吸ったり。


向井 「さっくん」

康二がストローのささったスポドリを口元に持ってきてくれて、そのままぱくんと加えた。


「おいし、」

向井 「やろ?机の上置いとくし、いつでも飲みや?」

目線で机の上に置かれたスポドリを見れば、寝っ転がってても飲めるようにストロー付きのキャップが付けられてて。

あれ、あんなのあったっけ。


康二を見れば、買ってきてん〜!とこっちを見て笑ってて。


気を遣わせちゃったなとかよりも、こんな忙しい時期なのに甲斐甲斐しく介抱してくれて嬉しくて。

深澤 「なに元気出てきた?」


よほど嬉しそうにしてたらしくて、ふっかにそんなことを言われた。



深澤 「まだあと1時間は寝れるから寝ときな」

「ねむくない」

深澤 「そんだけ体調悪いんだから、目閉じてたら寝れるって」

「や、だいじょぶ」

深澤 「お前朝40度すれすれだったの照にチクるよ?」

「だめ、はぁっ、は、、」

深澤 「あぁもう」


悪態つきながらも、喋りすぎて息が乱れた俺の背中を摩ってくれて。
ふっかはなんやかんや言って世話焼いてくれる。

朝も家出る前に熱測ったら、39.9でほんとにすれすれで。


すれすれってか、もう40度じゃんねって。


照は俺達よりも早く家を出たから、まだこの事実を知らないっていうか言うつもりないし、その時家にいたメンバーには秘密ねって言っておいた。


だって、絶対禁止令出ちゃう。

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作者名:永遠 | 作成日時:2021年11月23日 14時

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