すのふぁみりー！

ある日の休日 ページ5

涼太side


ラウ 「蓮くーん！」

蓮 「ラウごめん、今日出かける」

ラウ 「えぇ」

蓮大好きなラウは週末に蓮を誘うも大体断られてる。

まぁ蓮も大学生だし、付き合いがあるとは思うけど、やっぱり末っ子には甘くなっちゃうよね。

「蓮、今日帰り何時？」

蓮 「夕飯までには帰る、と思う」

「ラウにも構ってあげなよ？笑 いってらっしゃい」


友達と出かけた蓮を見送って、リビングに戻ると出かける準備をしてるしょうたとラウ。

「2人とも出かける？」

ラウが○太くんと散歩なんだー！とニコニコ。

康二 「散歩？俺も行きたいっ」

大介 「えー、康二行っちゃうの？」

康二 「だい兄も行こうやぁ」

大介 「えーでも俺夕方からバイトだしぃ、、」

康二が行っちゃうのは寂しいけど、バイトが控えてるからか家にいたい大介と、大介と行きたい康二のやり取りを見てたら誰かの携帯が鳴った。


prrr...

大介 「んあ、俺だ」

康二から離れ、廊下に出た大介。

大介 「はいはーい。今から？え、うーん。俺夕方から別のとこで、、」

どうやら電話先はバイト先みたいで。

大介はいくつかアルバイトをかけ持ちしてるんだけど、何を掛け持ちしてるかまでは俺ら兄弟も把握しきれてない。

大介 「、、今から向かうんでー、、、」

大介はバイトに行くことになったみたいで、隣の康二を見れば泣きそうな顔。


大介 「ごめん康二、バイトのヘルプ頼まれちゃって散歩行けないや」

康二 「、、大介くんやないとあかんの？」

大介 「ごめんな。駅までなら散歩出来るから、送ってってよ」

康二 「！！！送る！！行く！！」

我が家の元気印でもある2人は何かと一緒にいて、いつも大介の後をついてまわるのは康二。

寂しがり屋の康二は、なぜか大介の部屋のベッドに潜り込んでいることもあって、度々兄弟に目撃されてるんだよね (笑)

「ふたりとも気をつけてね」

元気印がいなくなると、我が家はまぁまぁ静かになる。

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