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大介side
バイト終わり、携帯を開けば辰哉から家族会議と一言LINEが入ってたからまっすぐ家へと帰る。
リビングには俺以外の全員が揃っていて、話は？と聞けばご飯の後だと言われた。
今日も安定に美味しい涼太のご飯を食べて、いざその時。家族を見回せば、明らかに緊張しているやつが一人。
ラウだ。
緊張しすぎてタイミングがわからなくなった上に、このなんとも言えない空気。
隣の辰哉が緊張して固まっているラウの背中を撫でていて、その光景を見て、仕方ねぇなと助け舟を出す。
「それで？話があるって聞いてるけど、誰？」
あえて、気づいてないふり。
ラウ 「っ、、あ、僕です。その、進路のことで悩んでて、、」
亮平 「大学選び、とか？」
ラウ 「や、進学じゃなくって、その」
辰哉 「大丈夫、大丈夫」
ラウ 「ぼ、僕ダンスの道に進みたい」
ラウが発言したその言葉に、俺ももちろん兄弟全員驚いていて。まぁ照はなんとなくそんな気がしてたのか、あんまり驚いてなかったけど。
その後は誰も発言することなく、時計の音だけがリビングに響き渡る。
何秒、何分経ったかわからなくなってきた頃だった。
康二 「それは、ダンスの世界がいいってこと？進学とセットじゃあかんの？」
蓮 「俺と違って、ラウの頭なら余裕じゃない？」
蓮はもはやバカすぎて、ほんと頭抱えたよね。
特に亮平が (笑)
照 「俺もダンスをやる環境は大学にもあると思うよ。そんな焦ってプロの道へ進まなくても、大学で色んなこと経験してからでもいいんじゃない？」
ラウの顔色を見てれば、進学に全く興味がないわけじゃないことくらい大体分かる。
ただ、その答えを出さない理由もなんとなくわかる。
「ラウ、気にしてるのはお金？」
あえて回りくどく聞くことなく、率直に聞けばラウが反応した。
「お金なんてラウが気にすることじゃない。社会人になるまでは俺らに甘えたらいいんだよ。それがラウのやること」
そう、ラウは気にしなくていい。
たくさん甘えていいんだよ。
もっともっと、俺らがうざがるくらい甘えてよ。
「進学して、4年間ラウの好きなように過ごしたらいい。ラウの見た世界を経験したことを俺らにたくさん話してくれれば、十分だから」
珍しく真面目に話してしまった。
さーて、寝よ寝よ〜！！
「後は、ラウが決めるだけ。じゃ俺明日早いから寝るわ」
おやすみ、と言ってリビングを出る。
答えなんて聞かなくてもわかる。
ラウの答えは、大学進学。
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みゃあ - リクエストお願いします。皆が偶然休みでさっくんが皆に体調悪くて皆に甘えるお話をお願いします！ (2020年7月7日 16時) (
レス) id: 689c9d1f6f (このIDを非表示/違反報告)
れん - リクエストお願いします笑佐久間くんがダンスをやめた理由を知りたいです。これからも頑張ってください！ (2020年7月7日 15時) (レス) id: 0e32f06a12 (このIDを非表示/違反報告)
れん - リクエストかいてくださりありがとうございます！とてもいい話でした！ (2020年7月7日 15時) (レス) id: 0e32f06a12 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - いつも楽しく拝見させていただきます！リクエストよろしいでしょうか？翔太くんが体調不良で、弱っちゃたところを涼太くんとの絆でなんとかしちゃうお話しお願いしたいです！これからも応援してます！ (2020年7月6日 0時) (レス) id: fbe3439c5d (このIDを非表示/違反報告)
永遠(プロフ) - くぅさん» リクエストありがとうございます！遅くなりましたが、書かせていただきました！ (2020年7月5日 21時) (レス) id: 9a157f8c2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：永遠
| 作成日時：2020年5月30日 20時
