�� army guys

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渡辺side


佐久間が来るとか聞いてない、正直。
ハイリスク過ぎる。
涼太には阿部ちゃんの元へと行ってもらった。


そもそも、この仕事の言い出しっぺはふっか。

俺は反対した。もちろん、涼太も。
危ないとかじゃなくて、佐久間への心配。


佐久間は阿部ちゃん大好き人間だから、万が一があった時がやばい。

倍返しどころの騒ぎじゃなくなる。


それがいま現実になってる。
もうやだ、、泣きそう。佐久間こわいもん。

でも助けるためには、、と思ってスコープを覗いた時、俺以外の影が見えた。
やばい、後ろとられた。


「っ、、！！」

佐久間 「しょうた、阿部ちゃんどこ」

慌てて振り向けば、いつもの笑顔どこ置いてきたってくらい真顔の佐久間。


「地図は頭に入ってる？応接間の奥」

佐久間 「覚えた」


佐久間を送り出す。仕事への態度は至って真面目。
おちゃらけてる時もあるけど、それでも阿部ちゃんが関われば、二重人格かってくらい雰囲気が変わる。


少し経つと、応接間がある場所で突然起こる大爆発。

あの爆発は涼太だな。


深澤 《ちょ、舘さん！？》

通信機の向こうで焦るふっかの声が聞こえる。
いや、俺もいつもより大きいなぁとは思うんだよね。
まぁでも涼太だし、大丈夫でしょ。


「あ、よかったね。全員無事確認」

俺は爆発の煙の中から、涼太と佐久間と阿部ちゃんを見つけて、とりあえず報告する。


「ただ、阿部ちゃんは佐久間にお姫様抱っこされてるけど」

深澤 《、、まじ？》



俺は、阿部ちゃんが無傷なこともわかってるけど、それは黙っておいた。


佐久間にしばかれろ、ばかふっか。


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