SnowManの桃色

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深澤side

急に佐久間が咳き込んで、びっくりした。
思わず体を支えて、背中をさする。

ん？なんか佐久間のすっげー近くに誰かいた？

なんて思ったけど、佐久間が辛そうでとりあえず後で考えようと思った。
顔を覗き込めば、少し泣いてる佐久間。

「佐久間、帰ろう。ゲーセンはまた行こう？」

さっきほどじゃないけど、コンコンしてる佐久間にそう言えば、首を縦にふる。返事も出来ないくらいやばいし、なにより佐久間が素直。

次の駅まではもうすぐ。けど、とりあえず阿部ちゃんにLINEをいれた。早ければ昼過ぎに終わるかもって言ってたし、もしかしたら終わってるかもなんて思って。

深澤辰哉阿部ちゃん、仕事終わった?

阿部亮平終わったよ。なんかあった?

深澤辰哉最寄り駅にいるから、送迎車乗せて欲しい。佐久間とゲーセン行こうと思って出てきたんだけど、佐久間体調悪化してて帰りたい。

阿部亮平は、まじ?すぐ出るから、外にいて!

阿部ちゃんからすぐLINEが返ってきて、とりあえず送迎車が来るまで少し時間あるし、佐久間をホームのベンチに座らせる。

「大丈夫か？」

佐久間 「はぁっ、、ごめん」

「俺は大丈夫。急に咳き込んだしびっくりしたな。阿部ちゃんに連絡して、送迎車に乗せてもらうからロータリーまで行ける？おぶろうか？」

佐久間 「ん゛、、けほ。歩ける (笑)」

佐久間を支えるように背中に置いた手から、佐久間の体温を感じる。熱上がってるのがわかる。
やっぱ、家にいれば良かったと思った。

ロータリーに行けば、もう阿部ちゃん達は着いてた。

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