最高の理解者 ページ40
｢え、え？｣
戸惑ってるユノさんの腕をぐいぐい引っ張って行ってしまったジユンさん。
「え、ジユンさん…っ」
急に二人きりにされた私の心は、何も準備が出来ていない。
ジユンさんの行動に少し驚いたような顔をしたユチョンが、固まってる私を見て、ふっ、と頬を緩めた。
「…あ〜、なんか。気ぃ遣ってもらっちゃった。笑」
おどけるような、ふざけるような。
そんな声。
何も変わらない。
ユチョンは、いつも優しい。
笑って見送ろうと思ってた。
それが、私を好きだと言ってくれた後も、変わらず私と接してくれたユチョンへの礼儀だと思ったし。
辛い時、傍にいて支えてくれたことへの恩返しだと思ったから。
なのに。
そう思ってたのに。
どうしよう。
「A…？泣いてる…？」
一度緩んだ涙腺が止められない。
「…なんで？なんで泣くの？｣
「ハンカチなんて持ってないのに」って困ったように笑ったユチョンが、綺麗な指先で私の涙を拭っていく。
「ごめ…っ、泣くつもりじゃなくて…」
「ん…。わかってるよ」
大きな優しい手が、私の頭をポンポン、と撫でた。
……きっと。ユチョンは本当にわかってる。
私がユチョンの気持ちに応えられず申し訳なく思ってる事。ごめんなさいって思ってる事。
そして何より。
たくさん、ありがとうって思ってる事。
ユチョンの手は、すっかり濡れてしまってるのに。
それでも何度も何度も私の涙を拭ってくれる。
「俺は、Aの笑顔が好きだよ」
この笑顔の裏で。
彼は何度泣いたんだろう。
私は何度彼を傷付けてしまったんだろう。
「ユチョン…っ、ごめんね、ありがとう…っ」
泣きじゃくる私の頭を、優しい笑顔で包んでくれたあなたを。あなたの優しさを。
私は絶対に忘れない。
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ユチコ(プロフ) - junk115mami13さん» junk115mami13さん。コメントありがとうございます！お気に入り作者登録も嬉しいです(；▽；)メッセージにてpassをお送りしましたので、確認をお願いします^^ (2022年6月21日 12時) (
レス) id: 9e2d27727e (このIDを非表示/違反報告)
junk115mami13(プロフ) - はじめまして。作品を読ませていただきました。一度読みだしたら先が気になり一気に読んでしまいました。お気に入り作者登録もさせていただきました。PASS付き作品も読ませていただきたいのでパスワードを教えていただきたいですおねがいします。 (2022年6月19日 10時) (レス) id: 9999f52d37 (このIDを非表示/違反報告)
ユチコ(プロフ) - あきさん、初めまして。コメント＆一気読みありがとうございます(^^)pass付きのお話についてですが、げんざいはCOMMEのボードかメッセージ機能を使わせていただいていますので良かったらそちらでお願いします^^ (2018年12月29日 22時) (レス) id: d9338454cd (このIDを非表示/違反報告)
あき - はじめまして。ドキドキしながら一気に読みました。メッセージがわからずコメント欄からすみません。パスワードぜひお願いします。 (2018年12月29日 12時) (レス) id: 2437eff011 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - メッセージ探したのですが、わからなくて、あきらめきれずにいます。もう一度教えてください。どこからつなげばよいですか？パスワードもう一度教えてください。よろしくお願い致します。 (2017年10月12日 20時) (レス) id: a946e94cf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユチコ
| 作成日時：2015年7月12日 16時
