バカな俺〜CMside ページ3
だるい……。身体が、重い…。
「おい、チャンミン。聞いてるのか？」
「…はい、聞いてます」
覇気のない俺の声に、先輩が「ダメだな」とでも言うように首を振る。
ボーっとする頭。ふらつく足元。
ずっと寝ていたいと思う。俺はなんのために働いているんだろうとさえ思う。
ポケットの中で鳴り始めたスマホの画面には、ユノヒョンの名前。
俺のことを心配して何度も電話をくれるけど
ごめん、ヒョン。
何をどうしたらいいのか…俺自身が分かってないんだ。
最後にAさんに会ってから１週間。
会社のことも忘れて駆けつけた空港でも、結局Aさんを見付けることは出来なかった。
話がしたくて…、誤解を解きたくて何度もかけた電話はすべてAさんには繋がらなくて。
彼女が俺を完全に拒否しているのだと思い知った。
どうして俺はAさんにあんな酷いことが言えたんだろう。
俺に会うためだけに、ここまで来てくれたというのに。
「……バカだな」
本当に俺は大バカだ。
会った瞬間目を潤ませてくれた大切な彼女を傷付けてしまったなんて。
怒って当然だと思う。
俺の声なんて聴きたくなくて当然だと思う。
俺を許せるまで時間が必要だと言うのならば、何日でも我慢しようと思ったけど。
やっぱり俺は……
今すぐあなたの声が聴きたくて
今すぐあなたの顔が見たくて
今すぐあなたをこの腕に抱きしめたくて
苦しくて堪らない……。
もう一度着信を知らせるスマホを見たら今度はキュヒョン。
誰とも話す気にならなくて無視した電話は、しつこく３度もかかって来て。
しょうがなく出た電話。
『お前ねぇ。俺からの電話を無視するなんて１００万年早いんだよ』
そう笑ったキュヒョンに、無理やり飲みに誘われて。
「……わかった。行くよ」
帰ったってどうせ今日も眠れない。
それなら、なにも知らないコイツと酒を煽るのも悪くない。
軽い気持ちで向かったキュヒョンとの待ち合わせの場所に
「チャンミン…。来てくれたんだ」
「……ダジ…」
今一番会いたくない人がいた。
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ユチコ(プロフ) - junk115mami13さん» junk115mami13さん。コメントありがとうございます！お気に入り作者登録も嬉しいです(；▽；)メッセージにてpassをお送りしましたので、確認をお願いします^^ (2022年6月21日 12時) (
レス) id: 9e2d27727e (このIDを非表示/違反報告)
junk115mami13(プロフ) - はじめまして。作品を読ませていただきました。一度読みだしたら先が気になり一気に読んでしまいました。お気に入り作者登録もさせていただきました。PASS付き作品も読ませていただきたいのでパスワードを教えていただきたいですおねがいします。 (2022年6月19日 10時) (レス) id: 9999f52d37 (このIDを非表示/違反報告)
ユチコ(プロフ) - あきさん、初めまして。コメント＆一気読みありがとうございます(^^)pass付きのお話についてですが、げんざいはCOMMEのボードかメッセージ機能を使わせていただいていますので良かったらそちらでお願いします^^ (2018年12月29日 22時) (レス) id: d9338454cd (このIDを非表示/違反報告)
あき - はじめまして。ドキドキしながら一気に読みました。メッセージがわからずコメント欄からすみません。パスワードぜひお願いします。 (2018年12月29日 12時) (レス) id: 2437eff011 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - メッセージ探したのですが、わからなくて、あきらめきれずにいます。もう一度教えてください。どこからつなげばよいですか？パスワードもう一度教えてください。よろしくお願い致します。 (2017年10月12日 20時) (レス) id: a946e94cf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユチコ
| 作成日時：2015年7月12日 16時
