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初恋の人 ページ49

「…え?なんっすか?俺、変なこと言いました?」

見られてる意味がわからない、とでも言うようなユチョンくんに


「本当に?Aちゃんが初恋なの??」

ユノさんが食いつく。


「本当っすよ。いや、さっき可愛い子がいるな、とは思ったんっすけど。
Aちゃんの名前聞いた時は本当に驚いた!」

ははは、って。冗談でも言ってるみたいに話すけど、私は言葉が出て来ない。


なに?初恋……?

ぼーっとしてる私の腕をつんつん、と突くスヨン。


「…オンニ。何考えてるの?」

「…え?別に何も」

慌てて答えた私に舌打ちしたスヨンが


「ユチョンオッパー!」

急に声を張り上げた。


「ユチョンオッパ、残念ですけど、オンニには彼氏がいるんですよ」

スヨンの言葉に、「…え?」ユチョンくんが小さく声を洩らした。


「オンニの彼氏、今研修でソウルに行っちゃってるんですけどぉ。
ものっすごいイケメンで、ものっすごくオンニのことが大好きなんですよぉ〜」

「ちょっと、スヨン…っ」

「いいじゃないですかぁ。本当のことなんだから」

悪びれなく…ううん。まるで「ダメですよ」って言ってるみたいに私を見る。


「…あ〜、そうっすか。残念だな」

「あたしはフリーですよ。いつでも食事に誘ってくださいね〜」


うふふ、って笑ったスヨンに「わかりました」ユチョンくんが笑う。


……残念って。
アメリカの生活が長いからか、彼の性格か。

冗談なのか本気なのかわからない彼の言葉に、ドキッとして彼を見たら。

パチン、と目が合って、ふふって優しく笑った。


……っわ、なに…っ。


その瞬間目を逸らしてしまった私に気付いたスヨンが、「…そうだ!」急に立ち上がった。


「記念写真撮りましょう!!」

「なんだよ、記念写真って」

苦笑するユノさんとユチョンくんにスマホを向けたスヨンが、「オンニ!早く入って!」早く早くって急かすから慌ててユノさんの隣に移動して。


上手に写真が撮れたのか、満足そうにスヨンが笑った数分後。


私のスマホが鳴った。



「…あ、ちょっと…」


見なくてもわかるその着信に、ちょっとその場を離れて。


「…はい」


スマホを耳にあてた。



聞こえてきたのは




『……ヌグヤ』




物凄く機嫌の悪い、チャンミンくんの声。

☆ユチコより☆→←同級生



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設定タグ:東方神起 , チャンミン , 恋愛   
作品ジャンル:タレント
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ユチコ(プロフ) - miyuさん» miyuさん。ドキドキありがとうございます笑 もどかしい二人を楽しんで貰えたら嬉しいです〜。メッセージにてパスワードをお送りしましたので、確認をお願いします。 (2020年12月25日 11時) (レス) id: 9e2d27727e (このIDを非表示/違反報告)
miyu(プロフ) - やばーい!キュン死しそうです♪もどかし過ぎてドキドキします!←忘れてた感情 笑 パスお願いします♪ (2020年12月22日 0時) (レス) id: aef111b54a (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - パス、さっそくありがとうございました!うれしいです! (2020年4月24日 19時) (レス) id: ee0c3f7c1a (このIDを非表示/違反報告)
ユチコ(プロフ) - あみさん» あみさん。読んでくれてありがとうございます(*´˘`*)ドキドキして貰えて嬉しいです〜(o´艸`)passを送らせていただきましたので、確認をお願いします。 (2020年4月21日 13時) (レス) id: 9e2d27727e (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - ドキドキきゅんきゅんしながら読ませていただいています。パスワード、是非ぜひ教えてください。楽しみにしております。 (2020年4月20日 11時) (レス) id: ee0c3f7c1a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユチコ | 作成日時:2015年4月22日 20時

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