求め合う ページ42
明日は休みだからと、日付が変わるまで飲んで騒いで。
今日は朝まで飲むぞ、と張り切っていたチョウさんの目をすり抜けて、ふたりでタクシーに乗り込んだ。
「大丈夫かな…、ユノさんもスヨンもまだいるのに」
「大丈夫ですよ。そんな時間、今の僕たちには勿体ない」
ぎゅ…っと握られた手が、何を求めてるのかを伝えて来る。
マンションに着いて、エレベーターを降りて。
玄関のカギを開けた途端に、身体が壁に押しつけられた。
「んん…っ、」
彼の熱い唇が、私の口を塞いでいく。
カバンを投げ捨てたチャンミンくんが、器用に自分のワイシャツを脱ぎながら私のブラウスのボタンを外していく。
「待って、シャワー浴びてな、」
「いい。そんなの後でいいから」
靴もまだ脱いでないのに、玄関で中途半端に服を脱がされて。
すっかり男の目になったチャンミンくんにふわりと抱き上げられ、そのままベッドに下ろされた。
こんな風に求められたのは久しぶり。
最近はふたりとも残業残業で、疲れ切った身体は彼に抱き締められると安心するみたいに、すぐに夢の中に落ちて。
それでも、私のうなじに彼の印が残り続けていたのは、眠った私に彼が印をつけていた証拠。
身体の隅々まで彼に愛される私は、なんて幸せな女なんだろう。
「チャンミンくん…大好き…」
ポタポタと汗を落とし、息を整えるようにベッドに倒れ込んだ彼に抱きつくと
すぐにその長い腕で私を包み込んでくれる。
「……Aさん。ヤバイですね」
「なにが…?」
「多分ですけど…、僕とAさんほど、相性のいい人はいないと思います」
「…相性?」
「身体の相性です」
「そ、そんなの」
「だって、すごいことだと思いませんか?」
「私にはわからないよ…」
「チャンミンくんはわかるかもしれないけど」ってちょっと拗ねるように言ってみたら
ふふふって嬉しそうに笑ったチャンミンくんがぎゅうって私を抱き締めて
「Aさんは僕の物です。
一生僕だけの物ですよぉ」
私の額にキスをした。
「それに、Aさんの身体はもう、僕ナシじゃ生きていけないと思いますよ?」
「…え?」
顔を上げるとニヤッと口角を上げた彼。
「…もう…っ」
彼の胸をポカッて叩きながら
ホントにそうかも…なんて思った自分がいた。
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ユチコ(プロフ) - miyuさん» miyuさん。ドキドキありがとうございます笑 もどかしい二人を楽しんで貰えたら嬉しいです〜。メッセージにてパスワードをお送りしましたので、確認をお願いします。 (2020年12月25日 11時) (レス) id: 9e2d27727e (このIDを非表示/違反報告)
miyu(プロフ) - やばーい!キュン死しそうです♪もどかし過ぎてドキドキします!←忘れてた感情 笑 パスお願いします♪ (2020年12月22日 0時) (レス) id: aef111b54a (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - パス、さっそくありがとうございました!うれしいです! (2020年4月24日 19時) (レス) id: ee0c3f7c1a (このIDを非表示/違反報告)
ユチコ(プロフ) - あみさん» あみさん。読んでくれてありがとうございます(*´˘`*)ドキドキして貰えて嬉しいです〜(o´艸`)passを送らせていただきましたので、確認をお願いします。 (2020年4月21日 13時) (レス) id: 9e2d27727e (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - ドキドキきゅんきゅんしながら読ませていただいています。パスワード、是非ぜひ教えてください。楽しみにしております。 (2020年4月20日 11時) (レス) id: ee0c3f7c1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユチコ | 作成日時:2015年4月22日 20時