止まらない〜CMside ページ5
もう…ダメだと思った。
無理なんだと思った。
諦めなきゃいけないと思った人が、俺の腕の中で、気持ちを言葉で伝えてくれた。
「…Aさん」
どうしよう。どうしたらこの気持ちを全部あなたに伝えられるだろう。
嬉しくて。今までの不安が全部吹き飛んでしまうような、そんな安心感が俺を包み込む。
抱きしめていた手を解きそっと頬に触れたら、まだ彼女は惜しみなく涙を流していて。
その頬にそっとキスすると、ピクッと彼女が身体を揺らした。
「…………」
……今そんな反応を見せるのは反則だ。
俺の唇を濡らしたAさんの涙は少し切ない味がして。
真っ赤な目で俺を見上げる彼女の額に、唇を押し付けた。
瞼に。鼻に。ゆっくりとそれを下ろしていくと、固く閉じていた彼女の口がふっと開いた。
「Aさん…っ」
止まらなかった。
止められなかった。
「…んっ…」
ソファーに倒した彼女の身体。
苦しそうに洩らすその声さえも愛おしい。
戸惑ったままの彼女の口内を犯 しながら
パジャマのボタンに手をかけた。
「…っ!?ま、待って…っ」
驚いたように離れた彼女の唇を、俺の口がまた塞ぐ。
待ってあげられる余裕がないよ。
あなたが俺の物だという証拠が欲しい。
恥かしい…というように動く彼女の手を押さえつけ、パジャマのボタンを外して行く。
「…いたっ」
そう聞こえた気がした。
だけど加速した自分を止められなくて。
はだけたパジャマから淡いピンクの下着が見えて。
ずっと触れてみたいと思っていたその柔らかそうな白い肌に、ゆっくりと唇を這わせた。
その瞬間、手で口を押えてるAさんから漏れた甘い声。
「Aさん、声…我慢しないで」
指を絡めた彼女の手は、微かに怖いと震えていた。
「大丈夫だから…、優しくするから」
赤く潤むその瞳にキスをして、彼女の耳に軽く歯を立てた。
時だった。
バタン!!
…と聞こえた気はした。
次の瞬間、リビングのドアが開いて
「ちょっと〜、言うの忘れてたんだけどさ」
ありえないヤツが現れた。
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ユチコ(プロフ) - miyuさん» miyuさん。ドキドキありがとうございます笑 もどかしい二人を楽しんで貰えたら嬉しいです〜。メッセージにてパスワードをお送りしましたので、確認をお願いします。 (2020年12月25日 11時) (レス) id: 9e2d27727e (このIDを非表示/違反報告)
miyu(プロフ) - やばーい!キュン死しそうです♪もどかし過ぎてドキドキします!←忘れてた感情 笑 パスお願いします♪ (2020年12月22日 0時) (レス) id: aef111b54a (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - パス、さっそくありがとうございました!うれしいです! (2020年4月24日 19時) (レス) id: ee0c3f7c1a (このIDを非表示/違反報告)
ユチコ(プロフ) - あみさん» あみさん。読んでくれてありがとうございます(*´˘`*)ドキドキして貰えて嬉しいです〜(o´艸`)passを送らせていただきましたので、確認をお願いします。 (2020年4月21日 13時) (レス) id: 9e2d27727e (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - ドキドキきゅんきゅんしながら読ませていただいています。パスワード、是非ぜひ教えてください。楽しみにしております。 (2020年4月20日 11時) (レス) id: ee0c3f7c1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユチコ | 作成日時:2015年4月22日 20時