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もつ鍋と〜YHside ページ36

今日中に片付けたかった仕事が終わって、椅子に座ったまま大きく伸びをする。

スマホを手に、「今から帰るよ」って連絡したら

「今日はユノの好きなもつ鍋だよ」ってジユンからすぐに返信が来て

にやける顔を隠すことなく、急いで会社を後にした。


やっとマンションに着いたとき、隣に停まった一台のタクシー。

さほど気にせず通り過ぎようとしたら


「……チャンミナ?」


タクシーからスウェット姿のチャンミナが降りてきた。


「チャンミナ!どうしたのそんな格好で」


走り寄った俺に「なんでもねぇです」と答えたチャンミナがスタスタとエントランスに入っていく。


「なんでもなくないじゃん!どうした?Aちゃんは?」


Aちゃんの名前を出した途端、ピタリと脚を止めたチャンミナ。


「あんな人……知らねぇ!!」


えぇ???






「……で?連れて帰ってきたと?」


ソファーに座り、がっくり肩を落としてるチャンミナの後ろ姿を見ながらジユンとキッチンでコソコソ話。


「だってさ、放っておけないじゃん」

「そうだけど。あんな真っ黒いオーラ出しってるチャンミナ、私だって怖いよ」


時折聞こえるチャンミナの大きなため息に、ふたりでビクッとしたりして。


「まぁ…。お腹が空いってるとイライラしちゃうから、まずはこれでも食べさせよう」


ジユンが「チャンミナ〜」可愛い声でチャンミナに近付いて、手を引いてダイニングまで連れてきた。






「……なんですか、これ」

「もつ鍋だよ。チャンミナも好きでしょ?」

「ほら、たっくさん作ったっから、チャンミナもいっぱい食べて〜」


目の前でグツグツしてるもつ鍋を黙って見ていたチャンミナが、ゆっくりと椅子に座り箸を持った。



「……いただきます」



良かった。食べる元気はあるみたいだ。



「ご飯のおかわりもいっぱいあるっからね」

「チャンミナ、いっぱい食べて」



いっぱい食べて、お腹を満たしたら。


その悲しそうな瞳の理由を

俺たちに教えて欲しいな。

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設定タグ:東方神起 , チャンミン , 恋愛   
作品ジャンル:タレント
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ユチコ(プロフ) - miyuさん» miyuさん。ドキドキありがとうございます笑 もどかしい二人を楽しんで貰えたら嬉しいです〜。メッセージにてパスワードをお送りしましたので、確認をお願いします。 (2020年12月25日 11時) (レス) id: 9e2d27727e (このIDを非表示/違反報告)
miyu(プロフ) - やばーい!キュン死しそうです♪もどかし過ぎてドキドキします!←忘れてた感情 笑 パスお願いします♪ (2020年12月22日 0時) (レス) id: aef111b54a (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - パス、さっそくありがとうございました!うれしいです! (2020年4月24日 19時) (レス) id: ee0c3f7c1a (このIDを非表示/違反報告)
ユチコ(プロフ) - あみさん» あみさん。読んでくれてありがとうございます(*´˘`*)ドキドキして貰えて嬉しいです〜(o´艸`)passを送らせていただきましたので、確認をお願いします。 (2020年4月21日 13時) (レス) id: 9e2d27727e (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - ドキドキきゅんきゅんしながら読ませていただいています。パスワード、是非ぜひ教えてください。楽しみにしております。 (2020年4月20日 11時) (レス) id: ee0c3f7c1a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユチコ | 作成日時:2015年4月22日 20時

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