ジユンさんと… ページ30
本来なら「そんなことないです」って答えるべきなんだろうけど…。
正直、ちょっと困る時があるのは事実で…。
確かにチョウさんが私に一瞬好意を持ってくれたこともあった…かもしれないけど。
今は私とチャンミンくんを応援してくれてる優しい先輩、って感じで。
そういうことも全部チャンミンくんに伝えているのに
「いや。心の中ではAさんのことを狙ってるかもしれねぇ!」って、私がチョウさんと資料を探しに行くだけで、「僕も行きます!」って一緒について来る始末。
「ほっら、チャンミナ〜!Aちゃん困ってるじゃ〜ん!」
「そう、なんですか…?」
「困ってる…というか」
あ〜、ダメ。その子犬みたいな目で見られたら、何も言えなくなっちゃうのに。
「ん〜」って困ってたらユノさんが苦笑して。
「二人が仲良しなのはいいことだけど、公私の区別つけないと。ちょっと部長も気にしてるようだったから」
「部長が?どうして?」
「ん〜、ちょっと目に余るのかもね。だってチャンミナ、Aちゃんに近づく女の子にもヤキモチするから」
「は?僕は女の人にヤキモチなんてしませんよ!」
二人の「するよ」「しません!」って押し問答をビールを飲みながらジユンさんが笑ってる。
「するよ〜!だってさっきもジユンとAちゃんがハグしただけで、すっごい怖い顔してたじゃん!」
「してないって言ってるじゃないですか!!」
だんだんムキになるチャンミンくんが気になって、「その辺で…」と口を挟もうとした時。
「…へぇ。チャンミナ、私にもヤキモチするんだぁ。
じゃあこんなことしたらどうするのっかな〜」
そう言ったジユンさんが
ちゅ、って。
私の唇にキスをした。
「……え…?」
突然のことで、びっくりして固まる私の前で、ふたりも口をあんぐり開けてる。
そんな私たちを見て、楽しそうにあっは〜と笑ったジユンさんに
「ジユン!!酔ってるの!?」
顔を赤くしたユノさんと
「ヤーっ!! ヌナーーー!!」
眉を吊り上げたチャンミンくん。
「ヌナはどうしてそういうことをするっ!!」
「あっは〜!だって可愛かったから〜」
「可愛かったからじゃねぇですよ!!
そうやって僕のファーストキスも、」
…と言いかけて。急に口を噤んだ彼の言葉を
「ファーストキス……?」
聞き逃さなかったのは、私。
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ユチコ(プロフ) - miyuさん» miyuさん。ドキドキありがとうございます笑 もどかしい二人を楽しんで貰えたら嬉しいです〜。メッセージにてパスワードをお送りしましたので、確認をお願いします。 (2020年12月25日 11時) (レス) id: 9e2d27727e (このIDを非表示/違反報告)
miyu(プロフ) - やばーい!キュン死しそうです♪もどかし過ぎてドキドキします!←忘れてた感情 笑 パスお願いします♪ (2020年12月22日 0時) (レス) id: aef111b54a (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - パス、さっそくありがとうございました!うれしいです! (2020年4月24日 19時) (レス) id: ee0c3f7c1a (このIDを非表示/違反報告)
ユチコ(プロフ) - あみさん» あみさん。読んでくれてありがとうございます(*´˘`*)ドキドキして貰えて嬉しいです〜(o´艸`)passを送らせていただきましたので、確認をお願いします。 (2020年4月21日 13時) (レス) id: 9e2d27727e (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - ドキドキきゅんきゅんしながら読ませていただいています。パスワード、是非ぜひ教えてください。楽しみにしております。 (2020年4月20日 11時) (レス) id: ee0c3f7c1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユチコ | 作成日時:2015年4月22日 20時