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僕の心配〜YHside ページ27

最近仕事が落ち着いてきたのか、よく泊まりに来てくれるジユン。

今日は休みだからと、隣でスヤスヤ寝てるジユンを起こさないように、そっと額にキスをしてベッドから抜け出した。


いつものように準備して、『ジユン サランヘ』書き残したメモを置いて、静かに玄関を出た。

何も変わらない穏やかな毎日。
でも違うことがひとつだけ。

「……またいないのか」


毎朝、同じタイミングで開くはずの隣のドアが、ここ数週間も閉じたまま。

理由なんか、簡単だ。




「ヒョン！おはようございます！」

今日もご機嫌なチャンミナが走り寄って、俺の顔を覗き込む。

「だからもう大丈夫だって！」

俺を殴ったことを気にして、毎日傷が残ってないか確認してくる。

「チャンミナ、よく眠れた？」

「もちろんです。めっちゃくちゃ絶好調です！」

ニッと笑う顔は、本当に幸せそう。



「でも大丈夫？全然家に帰ってないんじゃない？」

「そんなことないですよぉ。1週間に1回はスーツを取りに帰ってますよぉ」

「1週間に1回って…｣


想いが通じ合って、幸せで。
ずっと一緒にいたいって気持ちは十分すぎるほどわかるけど。

夢中になり過ぎてるのが見てるだけでもわかるから

俺はちょっと心配で。




「濱田さん、ちょっといい？」

「あ、はい」


……ほら。


チョウがAちゃんに話しかけただけで、燃えるような目で睨み付けて。

そんなんじゃ、仕事にだって影響するし、他の人にも気を使わせる。



「……やってらんない」

小さく呟いて横を通り過ぎるスヨンは本気で呆れてるみたい。


「チャンミナ。もうちょっと冷静に恋愛しないと」

「え、なんですか？僕はいつでも冷静ですよ」


ん〜、本当にそうならいいんだけど。

Aちゃんを目で追うチャンミナを見てたら、ほんとかなって心配になるよ。


だけど、きっと俺が言っても今のチャンミナには届かないだろうから。


「そうだ。たまには４人でご飯でも食べようよ」


ここは愛するジユンの力を借りよう。


「４人？Aさんとジユンヌナも一緒に？」

「そうそう。ジユン、Aちゃんに会いたがってるんだよ。Aちゃんのこと大好きだから」

「大好きって…。怪しいですねぇ、ダメですよ。Aさんは僕の物ですから」


ほら。ジユンにまでヤキモチしてるチャンミナはやっぱり異常事態だと思う。

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