ベッドの上 ページ21
だけど。心臓が跳ね上がったのは、それからすぐのこと。
「な、なんて格好してるんですか…っ!!」
濡れた頭を振りながら、腰にタオルを巻きつけた彼が「え?」私を見た。
「なにって…変ですか?」
「変ですよ!!早く服着てください!!」
上半身は何も身に着けてない彼に驚いて顔を覆って、くるっと身体を反転させた。
そしたら背中から小さな笑い声が聞こえて。
すぐに長い腕に包まれた。
「そんな無駄なこと。どうせ脱ぐんですよ…?」
「…ぬ、脱ぐ!?」
背中から抱きしめられた身体が、緊張で固まっていく。
私のうなじにそっとキスした彼の手が、背中のファスナーにかかるから
「…っわ」
慌てて正面に向き直した。
その途端、近づいてきた綺麗な顔。
「……Aさん。男が女性に服を贈る理由を知ってますか?」
「…え?」
「それは…こうして脱がせるためです」
彼の手が下がったと同時にストン、と床に落ちたワンピース。
「わっ、わっ!」
露わになった下着を必死で両手で隠そうともがいたら、ふわっと身体が宙に浮いて。
「……もう諦めてください。
僕は今日あなたを抱きます」
そう言って唇に熱い…熱いキスが降ってきた。
私を抱き上げたまま、まるでどこにベッドがあるか知ってたかのように寝室に向かった彼が、ゆっくりと私をベッドに下ろした。
ドッキン、ドッキンと鳴り続ける胸が苦しい。
ただベッドに寝かされただけなのに。
ただ見下ろされてるだけなのに。
それだけで震えてくる私の手を、彼の手が包んだ。
「……大丈夫。緊張してるのはAさんだけじゃないから」
そう言った彼の手が、小さく震えている…気がした。
「チャンミンくん……」
「Aさん。大好きです」
ちゅ、と触れた彼の唇。
そして
「俺のものになって……」
深い…、深いキスが下りてきた。
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ユチコ(プロフ) - miyuさん» miyuさん。ドキドキありがとうございます笑 もどかしい二人を楽しんで貰えたら嬉しいです〜。メッセージにてパスワードをお送りしましたので、確認をお願いします。 (2020年12月25日 11時) (レス) id: 9e2d27727e (このIDを非表示/違反報告)
miyu(プロフ) - やばーい!キュン死しそうです♪もどかし過ぎてドキドキします!←忘れてた感情 笑 パスお願いします♪ (2020年12月22日 0時) (レス) id: aef111b54a (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - パス、さっそくありがとうございました!うれしいです! (2020年4月24日 19時) (レス) id: ee0c3f7c1a (このIDを非表示/違反報告)
ユチコ(プロフ) - あみさん» あみさん。読んでくれてありがとうございます(*´˘`*)ドキドキして貰えて嬉しいです〜(o´艸`)passを送らせていただきましたので、確認をお願いします。 (2020年4月21日 13時) (レス) id: 9e2d27727e (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - ドキドキきゅんきゅんしながら読ませていただいています。パスワード、是非ぜひ教えてください。楽しみにしております。 (2020年4月20日 11時) (レス) id: ee0c3f7c1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユチコ | 作成日時:2015年4月22日 20時