お話26 ページ28
目を閉じ自らのテンポに合わせて
吹く
途中、暖かい風が撫でるように吹き
春だなと感じ、目をあけると
……ー嵐の前の庭があった。
綺麗だなと思った時
上から“嫌な気”を感じ、“吹く”のを
やめようとしたが
身体が“演奏”をやめようとしなかった
同時に庭に気づいたのか、らんらんが
驚きの声をあげた
ひと「……え？！」
ーーーーーーー
ひとらんらんside
素敵なメロディーから始まって
唄うように吹くその旋律に、
気づけば身体を揺らしていた。
何故軍に入ったのか聞きたくなるくらい
演奏は上手で聞き惚れてしまう
ふいに、Aくんをみたら
いつもよりどこか
大人びた顔つきになっていた。
心地よい風が吹き
まばたきした瞬間だった。
ひと「……え？！」
さっきまで無表情だった庭が
華やかに彩られていた。
まるで笑っているかのように
今目の前で起こったことに目を見開かされる。
“彼”が演奏を終えたあと
まっすぐに訊いた。
ひと「……今、何をしたの？」
でも、“彼”は え？、何が？どうしたの？？
と今までの顔つきとは違って
いつも通りの“Aくん”に戻っていた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 86人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
古池ユウト(プロフ) - ありがと！！(*^_^*) (2018年2月18日 20時) (
レス) id: 6adfc55348 (このIDを非表示/違反報告)
ホホエ・ミノ(プロフ) - 面白かった！続きも気になりますなー(ФωФ) (2018年2月16日 23時) (レス) id: 95c480dd34 (このIDを非表示/違反報告)
古池ユウト(プロフ) - ありがとう！ (2018年1月20日 10時) (レス) id: 6adfc55348 (このIDを非表示/違反報告)
ホホエ・ミノ(プロフ) - 読みました！前よりも書き方良くなってて内容もしっかりしてすばらでしたよ!! (2018年1月20日 0時) (レス) id: f7c96a469d (このIDを非表示/違反報告)
ユウト - 本当ですね！今気付きました…！ありがとうございます！！ (2017年12月31日 10時) (レス) id: 6adfc55348 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ユウト | 作成日時：2017年12月30日 19時
