75話 ページ26
家に帰ってスーツを脱ぎ捨てる
急いで普通の服に着替える
「A?」
「はぁい今行きます!」
「そ、そうじゃなくてだな」
「ん?」
ドアを開いてキョロキョロ見渡せばなんとなくいい匂いがしてくる
「……プリン、作りすぎた」
赤くなった赤井さん
呆然とする私
「お隣さんやらにおすそ分けしたらどうかな…?」
「いや、ちょっとあの子と顔を合わせるのは…」
「乙女かよ ……例の少年とかは?」
「…遠いな」
この男、私にこの量のプリンを食べろというのか
「私全部食べる気はないんだけど」
「…コナン君にわけに行くか?」
「は、今さっき遠いって」
「気が変わった」
「ポアロでデザート食べたいから寄るね?」
「構わん」
.
昴さんのスバルに乗って毛利探偵事務所へと向かう
渡すのは私に託すとのこと、まぁいいか
大量のプリンを携えてドアを叩けば蘭もコナンくんも顔を出してくれる
「あれ、お姉さん」
「用事あったんじゃ…?」
「友達に呼ばれて行ったらプリン大量に貰っちゃって 酷いよねー、忙しいってのに
まぁでも中々美味しかったから気分転換になると思う」
困惑しつつも受け取ってくれる2人
「じゃ、失礼しますね」
急いで階段を降り、昴さんと合流する
………あれ、なんか昴さんと安室さん…
あれ、や、やばくないか…
雰囲気が…空気がやばい…
「あ、あの…?」
2人に声をかけると降谷零の殺意がこっちに当てられて気が遠くなった
「…まさか、2人で来たのか?」
「たまたま知り合って、お茶しませんかって
実は大学でほんとにちょっとだけお世話になって」
苦し紛れに言い訳をする
「…透さん、顔が怖いですよ?」
透さんは はっ、と我に返ったらしい
頑張って笑顔を取り繕おうとしている
「デザート食べに来たのですが、お邪魔しても?」
「っ、えぇ、構いませんよ」
.
「わぁ、美味しい」
「本当だな」
「沖矢先輩と透さんは何か因縁でも?」
「……さぁ?」
「そうですか、…このパフェ美味しいですよ?」
「確かに美味しそうだな、味見してもいいか?」
「勿論ですよ」
……凄い睨まれている気がする
気を紛らわせるようにコーヒーを飲む
……うん、美味しい
「この後買い物に付き合ってくれますか?」
不自然でないように私から昴さんを誘う
「荷物持ちになろう」
「ふふ、よろしくお願いします
……あ、もうそろそろ出ますか?」
「そうだな ……先に外に出ていてくれ、お金は気にするな」
「ん? うぅん」
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るいルイ - めっちゃ面白かったです。語彙力があんまりないので、感想が全く伝わらないと思いますが、コナンor新一君推しの私でも充分に楽しめました。 (2019年2月10日 17時) (レス) id: c60feea639 (このIDを非表示/違反報告)
あちぇるんるん(プロフ) - 紅葉さん» ありがとうございますー( *˙˙*) お楽しみに(*´ω`)ゞ 頑張ります、ありがとうございます(*´∀`)♪ (2018年6月19日 21時) (レス) id: d385e648a6 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - あちぇるんるんさん» まじですか !!お話期待してます !!!!これからも頑張ってください !!!!!!!!!! (2018年6月18日 23時) (レス) id: b179b492b3 (このIDを非表示/違反報告)
あちぇるんるん(プロフ) - 紅葉さん» 私もキッド様大好きです…(つω`*) かけ持ちで書いてみようかな…ってちょっと思い始めてます('ω') コメントして下さりありがとうございます(*- -)(*_ _) (2018年6月18日 22時) (レス) id: d385e648a6 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 私個人としてはキッド様大好きなので是非あちぇるんるんさんが書かれるキッド落ちをみたいです 、 、 !! (2018年6月17日 19時) (レス) id: b179b492b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あちぇるんるん | 作成日時:2018年6月11日 12時