【名探偵コナン】な ぜ そ う な っ た【ゼロの執行人】

73話 ページ24

あっという間に時間は過ぎ、次の日になった
(昨日は調べ物しかしてないし赤井ママにより寝かしつけられました怖かった
…ん？昨日の昼と夜は何だったか？ 順にパンケーキ、ステーキだよびっくりだよもう)


昨日は工藤邸にヒキニートしてたし、今日は色々動こう
正直会議はあまり参加する気がなくなってきた
いや、行かなきゃいけないんだけど…


{追加の捜査を求められた？}


突然、インカムから英理さんの声が聞こえてきた

{はい、日下部検事に}
{じゃあその捜査次第でお父さんが不起訴になるってことも……}
{いえ、追加捜査は日下部検事の一存で、公安警察は起訴を決めたようです}

にしても、日下部検事とやらはかなり正義感の強い人なのね
確かに公安警察の圧力は半端ないなのだろうけど、それに逆らってまで、ね


｢昴さん、今日はちょっと出かけるね｣
｢遅くなるなよ｣



.


.


ゆったりと警視庁へ向かいながら考える

橘境子、日下部誠、NAZU不正アクセス事件…
そして今回の爆破事件
絶対何かある

……でもまだ情報が足りない
なんとかして集めないと、とにかく小五郎さんの無実を証明しなきゃ

駐車場にバイクを入れ、自分のスマホのメモを見る


＿＿私が考えた、犯人像と 調べ上げた内容


自分でもよく書き出したと思う

スマホの画面を暗くして正面玄関から入ればコナンくんと目暮警部がわちゃわちゃしている
奥には…裕也？

ざわり、寒気がしてその方向を見れば
すっかり降谷零モードの安室透がいた

｢あれ、A 毛利先生が心配で来たんだけど仲間？｣
｢……はー、こわ｣
｢何か言ったかい？｣
｢なんも？ 公安の力はちゃんと借りないわよ｣
｢それは楽しみだ｣


降谷零が玄関から出ていく
息が詰まるような空気感から解放された

大きく息を吸い込めば、自分のスマホが振動していることに気付く


｢……ん、蘭からだ もしもし｣
{Aさん！ コナンくんと一緒にいる？}
｢まぁ、いるよ どうした？｣
{もうすぐ事件の資料が届くの！
2人にも見て欲しくって…！}
｢なるほど？ すぐ連れてく、待ってて｣
{うんっ…！}


電話を切ると目の前にはコナンくんの姿


｢コナンくん、お呼び出しだよ
英理さんのところ行こっか｣
｢…うん Aさんは警視庁に用事ないの？｣
｢なんとなーく来ただけだし君と一緒にいた方が得られる情報量は多そうだしね｣
｢そっか｣

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