検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:760 hit

太陽は*6 ページ8

…………痛い




少し他人事のように、頭から流れる血を確認しながら思った




いや、頭の痛みじゃないか



「心が、痛い((ボソッ」




私は殴り合いになりかけている二人に近づいて止めようとした「もうやめて」って




でも二人は声どころか、私の姿さえ気づかなかった




その結果




殴ろうと拳をひいた影山くんの肘に勢い良くあたってしまったのだ




それだけで血が出るし、弾き飛ばされもした




私は、無力だ




そう実感する



菅「Aっ!無事か!?血が出てるぞ!……Aっ!?」


そう少し泣きそうな顔で孝支は近づいてくる



大袈裟だなー


いつもはそう言って手刀でもすところだけど



今は、涙が止まらなかった




「………孝支、私ね……………悲しいなぁ((ハハ」



そう言うと


今度は悔しそうな顔をして孝支は影山くんの方を勢い良く向いた





あぁ、ごめん、怒らないで




孝支は優しすぎるんだよ




これは私の自業自得だからさ?




怒らないで?





それは、言葉にしたつもりだった




だけど




菅「……ックソ、影山ぁぁぁ!!」





…………………声が、出なかった




なんで、こうなっちゃうのかなぁ

お願い→←太陽は*5



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (6 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:カエルの手 | 作成日時:2016年3月14日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。