【名探偵コナン】ど う し て こ う な っ た

16話 ページ17

あの後、私は透さんに介護される形で家に帰ってそのまんま手当などをしてもらった
手際が良すぎて女子力負けた、と知らしめられた気がしてなんか凄く悔しかった

銃弾が掠った腕は幸い利き腕ではなかったから今の所不便はないし、透さんに手当してもらったあとぐっすり寝ると大分痛みはなくなっていた

特に予定はないはずだけど一応髪の毛とかを整えて、カジュアルな格好をしてみた

……あぁ、そういえば 透さんに 明日(つまり今日)もポアロに来てくださいね って言われてたなぁ
私鳥頭なのかなぁ、悲しいなぁ
というかいつ行けばいいんだ…？

朝…？ 朝って空いてるんだっけ…？
昼の方がいいのかな…？
というか私大学行ったほうがいいのかな…？
いや、流石にこの腕じゃ引かれるから今日は休もう
(この後設定資料読んだらいつも休んでて大学側から声かかるまで行かなくていいって知った)

｢あーもーんどーしよー、あーもんどしよー｣

いつかのCMを思い出し、1人でケラケラ笑っているといきなりインターホンが鳴った

｢はーい、｣

ドアを開ければそこには笑顔のあむぴのお姿

｢え"っ｣
｢お迎えに来ましたよ｣
｢わ、わざわざ…？｣
｢コナンくんも話したいみたいですし｣
｢今日って何曜日…です…？｣
｢土曜日です｣
｢あら、休日か｣
｢ほら行きますよ｣

怒涛の会話のドッヂボールを済ませたあとに自分の姿を見る
……これじゃあ外には出れないな

｢10分間だけ待ってください｣
｢なるべく急いでくださいね｣
｢はぁい｣




.




｢ワタシガンバッタ｣
多少のメイクと必要なものを今度はリュックに詰め込み、玄関へ向かう

｢じゃあ行きましょうか｣

お手をどうぞ、と言わんばかりに手を差し出される
それは恥ずかしいです、と答えればニコリと笑っててをぎゅっと掴まれた

｢あと、コナンくんだけじゃなく皆さん心配してましたよ｣
｢うわ、申し訳ない限りだ…｣

手を繋いだまま 行きましょう、と 歩き出す透さん
なんでそんな軽々手を繋げるんだ…
ハニトラ大好きゴリラなの…？
やだこの世界怖い…

｢何か変な事考えましたか？｣

｢イイエナンニモ！！｣
｢それなら良かったです｣

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