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47話 ページ48

そのあとぐっすり寝た私はインターホンの音で目を覚ました
目を擦りつつドアを開ければそこには裕也がいて思わずバタンと閉めてしまったのは申し訳ないと思っている

事情聴取、といっても既に零と裕也が色々違法作業をしてくれていたし、私の担当は裕也だったから確認やらなんやら程度で終わった

事情聴取が終わった後に目暮警部達とすれ違ったら凄く心配してくれたのはとても嬉しいことだった
……安室透の彼女として覚えられたのはなんとも言えない気持ちだけど


…よぉしかえろう、そう思って1歩踏み出せば誰かに腕を引っ張られた

「A、みんなが心配してたから顔出しに行こう」

勿論その主は安室透で

「え、いや今日平日じゃ…」
「みんな早く授業が終わるってさ、ね、行こ?」
「あぁもう、分かったから離して」

はぁ、とため息を付く私と とびきりの笑顔のあむぴ
……なんなんだこれは


.



「梓さん、A連れてきました!」

コラ安室透、プライバシーの侵害やぞ
……という気持ちは今はしまっておく

「Aちゃん! 色々あったって聞いたよ、大丈夫だった?」
「梓さん…心配してくれてありがとうございます
この通り無事ですよ、怪我とかしてません!」
___ファーストキスはこの男に奪われたけどね

「んぇ? あぁ、冬城さん!」

名前を呼ばれた方に顔を向ければそこには小五郎さんがいて

「あら、小五郎先生 もしかして私の事気にかけて下さってました?」
「勿論です! 大変だって聞きましたがご無事で何より!」
「お陰様で …心配して下さってありがとうございます」

安室透モードになった零にレジに近めのカウンター席に案内された

「ハムサンドと…今日は気分を変えて甘めのカプチーノなんてどうですか」
「そうします」
「すぐ作りますね」

安室透の時の甘々な感じが逆に凄いよ…感動するよ…

と思っていればドアが急にバタンと開かれてなんか私が人質っぽくされた


「この女を殺されたくなければ金を出せ!」


店内には人が少なくてほぼ知り合いしかいなかったけどみんなの顔が強ばるのが見える

私はというと、そりゃあとっても冷静でタイミングを伺っていた

…何のタイミングか、って?

「おい、早くし」


ゴスッ


この音は私が強盗に肘鉄を食らわせた音

「このクソアマ…!」
「私が弱そうだとか思った? 残念でした
それに貴方馬鹿なの? この上は毛利探偵事務所よ?」

ナイフを振り上げてきたから軽くいなして回し蹴りを脇腹に食らわす

48話 安室side→←46話



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レモン(プロフ) - はじめまして、最初から一気に途中まで読ませていただきました!!面白かったです!零君が超カッコいいのでキュンキュンしてます! (2018年10月19日 23時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
あちぇるんるん(プロフ) - kamiさん» 関西の方の方便で そうですか の意味ですね! 北海道には何も関係ありません…笑 (2018年6月17日 13時) (レス) id: d385e648a6 (このIDを非表示/違反報告)
kami(プロフ) - さいでっかって、方言ですか? (2018年6月17日 12時) (レス) id: ee89c5b5ab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あちぇるんるん | 作成日時:2018年6月4日 23時

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