検索窓
今日:5 hit、昨日:52 hit、合計:788,615 hit

41話 ページ42

待ち合わせの30分前に米花駅に着く
………あれ、もういる?


「洋一さん!」
ヒールのためにそこまで早くは 走れない
「おや、Aさん可愛いカッコしてるんだね」
「待たせてしまいましたか?」
「いや、今さっき来たところだよ
……早いけど行っちゃおっか?」

手を取られて洋一さんの車へと連れていかれる
端に白い高級車がちらりと見えた
……あのバカ、目立つでしょうに
というか零は表立って捜査できないんじゃ…?

「Aさん?」
「あ、ごめんなさい」

洋一さんの車も中々高級車なのでは…!?

「いい車に乗っておられるんですね」
「まぁ、少しぐらいしか稼いでないけど」
「……あ、今日は何処へ連れていってくれるんですか?」
「洒落たバーだよ
大丈夫、お酒は飲ませないし個室だから気にしないで」

逆にやばそおおおお!!!
って思ったのは内緒

「バー、とか行ったことないので楽しみです」
……これは、事実


.


バーに到着したようなのだが内装とかも色々なんかとってもオシャレだ
やっぱり女性の扱いには慣れてるのかなぁ

個室に案内される、…わぁ、素敵
しっかりエスコートしてくれる当たりやっぱり女性慣れしてるんだろうなぁ…

「何が飲みたい?」
「ノンアルのフロリダとかですかねー
……少しだけお化粧直ししてきてもいいですか?」
「うん、大丈夫だよ 行ってらっしゃい」


個室を離れて化粧室に入った瞬間に真顔に戻した
……わざとスキを作る
まんまとハマって持ち帰ってくれればいいのだが

と思ったら零からお怒りのメッセージが飛んでくる
すぐに返信してリップティントを塗り直す
作り笑いをすれば本物のように上手くいった

これなら大丈夫だ

さぁ落ち着いて油断せずに頑張っていこう


個室に戻ればもう既にドリンクが届いていた

「あら、お待たせしちゃいました?
……洋一さんのドリンクは?」
「全然大丈夫だよ、女性は大変だろうからね
僕のはバーボンっていうお酒だよ」

……バーボンとは、中々やりおるな

「……じゃあ」
乾杯、とグラスをカチンと鳴らして1口飲む

フロリダというのはオレンジとレモンのジュースと(ほんとに)少量のお酒が入っているのだ
まぁ、セーフセーフ
…中々に美味しい



「洋一さん、バーボン飲むとは大人ですね」
「Aさんにはお酒の知識があるのかい?」
「詳しくない私でも聞いたことありますよ」
「まぁ、結構好きだよ 僕自身お酒に強いしね」
「なんだか憧れちゃいます」

42話→←40話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (182 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
715人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

レモン(プロフ) - はじめまして、最初から一気に途中まで読ませていただきました!!面白かったです!零君が超カッコいいのでキュンキュンしてます! (2018年10月19日 23時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
あちぇるんるん(プロフ) - kamiさん» 関西の方の方便で そうですか の意味ですね! 北海道には何も関係ありません…笑 (2018年6月17日 13時) (レス) id: d385e648a6 (このIDを非表示/違反報告)
kami(プロフ) - さいでっかって、方言ですか? (2018年6月17日 12時) (レス) id: ee89c5b5ab (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あちぇるんるん | 作成日時:2018年6月4日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。