Ｕ-17の女医さん-新テニスの王子様-

第46ゲーム ページ48

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A「―――――――今、徳川くんはどこにいるの？」


今は仕事中。


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私が取り乱したりなんかしたら

他の人までもが、もっと取り乱してしまう。


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男２「Aちゃん！徳川、連れて来たよ！！」


A「早くベットに横にさせて！」


担架で連れてこられたカズヤは苦しそうな表情をしている。


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高熱でもあるんだろうか―――――？


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そっと、カズヤのおでこに手を置いた。


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A「……？全然、熱くないんだけど。」


熱でもない。これなら、体温は平熱だし。

そしたら熱中症でもないし…。


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原因はなんだろう…？


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ジーっと、カズヤを見て考えてるAを見て

連れてきた人の一人が「あ…っ」と声を出した。


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男１「お前、コイツの倒れた理由言った？」


男２「あ、ボールが頭に当たってコイツ倒れたんだった。」


A「それを早く言わんか！」怒


男２「す、すみませーん…」


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なら、軽い脳震盪だろうか。

少し横になってれば、時期によくなるだろう。


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男１「そいえば、最近おかしかったよな？徳川の奴」


男２「なんか、いっつもボーっとして…な？」


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Aはカズヤが他にケガをしていないか、見ていたため

この会話を聞いていなかった。


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もし、この会話を聞いていたのだったら

この先の未来は変わる事ができたのかもしれない。


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A「君たち、もう戻っていいよ。徳川くんは軽い脳震盪だから。」


そう言うと、安心したような顔をして

運んできてくれた人達は練習へ戻って行った。


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とりあえず一件落着…かな？


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―――――――あ、そいえば

コーチに頼まれてた仕事まだ終わらせてないや。


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仕事をするため

Aはカズヤが寝ているベットを離れようとした。


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徳川「・・・・A・・・っ」


A「――――え？」


すかさず振り返るAだったが、カズヤは目は閉じたまま。


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寝言？一体、どんな夢でも見てるんだろう…？

冷や汗ハンパないんだけど…((汗


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徳川「・・・・行かないで・・・くれ・・・っ」


A「・・・・っ！」


思わず、目を見開いてしまった。


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そして――――――――――。


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A「…大丈夫だよ、カズ。

―――――ウチは、どこにも行かないよ。」


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わずかだが、カズヤの苦しそうな顔がホっとしたように見えた。

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