Ｕ-17の女医さん-新テニスの王子様-

第44ゲーム ページ46

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A「前から思ってたんだけどさ、なんでウチなの…？」


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幸村くんって、イケメンだと思う。

女の子が外っておくはずがない。


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そしたら、かわいい子…とか選び放題って訳じゃん。


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幸村「なんで…って、理由なんかいるのかな？」


A「え？」


幸村「『なんで好き？』って、理由なんかないよ(^^)


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そういうの、俺は『直感』だと思うんだ。


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俺が『あぁ、好きだな…』って思ったのなら

俺はその人が好きなんだと思うよ(^^)


その人はもちろん、Aサンだけど…ね。」


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優しく笑ってそう言った幸村くん。


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その顔はとても中学生には見られなかった。


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A「・・・・・・/////」


幸村「フフ♪照れてるの？Aさん(^^)」


A「て、照れてないし!!!」


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全力で否定しているが、顔に出ているのが本心。


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―――――――――どうしよう。

絶対、幸村くんに惹かれてるよ…////


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でも、ウチはカズが―――――…


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もうわけわかんない、自分の気持ちが…。


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でも、幸村くんは本気でウチにぶつかって来てくれてる。


ウチはそれに曖昧な感じでしか返していない。


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やっぱり、ダメだよね…。


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A「幸村くん。」


幸村「ん？」


A「幸村くんが本気でウチを好き…なのは分かった。」


幸村「うん。」


A「それでね、ウチは自分の気持ちが訳わかんなくなった。」


幸村「…。」


下を向いて、無言になる精一。


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あれ？なんか震えて―――――――…


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幸村「・・・・ちょ、何言い出すかと思ったら…((笑

本当、正直っていうか、バカっていうか…((笑」


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A「笑ってるし！それにバカって…っ!!!」


こっちは真剣に答えてるのに…!!!!


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幸村「あー、もう本当かわいいなぁー((笑」


A「・・・・っ!!!もう知らん!!!帰る!!!」


幸村「あ、待ってよ！Aさ―――ん!!!」


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――――――――こうして、この日は幕を閉じたのであった。


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