妖、燃やす ページ32
奴良組幹部と京妖怪が次々と対峙していく。
それを見た羽衣狐は楽しそうに笑った。
「面白い・・・・面白い余興じゃ・・」
「妾に刃向うた妖は100年ぶりじゃ」
刀を構えたぬらりひょんはそのまま突撃をする。
「わしの女に触んじゃねぇ!」
走り出したぬらりひょんに続くA。
バッと羽衣狐から尾が飛び出し、ぬらりひょんに向かっていく。
「大将!」
ガハッと血を吐きぬらりひょんは、崩れ落ちた。
かばうように前に立てば、邪魔だとでも言うように横に押された。
「大将・・・・!?」
「A・・・お前は姫たちの護衛じゃ」
「・・・承知」
妖たちの間を縫って宮古姫たちの前に立つと、床に両手をついて結界を張っていく。
「うしろっ!」
宮古姫の悲鳴で振り向けば、後ろには三体の京妖怪。
「咲け《狐花》」
赤い彼岸花が宙を舞ったかと思えば、緑色の茎が地面についた瞬間、そこから真っ赤な子狐が現れた。
「舞え《狐花》」
子狐は跳ねたかとおもえば、三体の妖怪に絡みついていく。
「なんじゃ、これは・・・!!」
「燃えよ《狐花》」
ぼうっと、炎が舞い上がり、三体の妖は灰となってきえた。
「珱姫ええええええ!!!!」
絶叫に振り向けば、姫君達は慌てたように声をかけてきた。
「あ、あの」
「なにか」
「私達は大丈夫なので、行ってください!」
先ほどとは見違えた表情の貞姫に説得され、更にもう一重結界を張ると、Aは走り出した
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朔桜(プロフ) - トンぬらさん» ありがとうございます!!これからもよろしくお願いします!! (2015年8月20日 1時) (レス) id: 2cea28e74f (このIDを非表示/違反報告)
トンぬら(プロフ) - 夢主カッコカワイイイイイイ(( めっちゃ面白いですね!もっと前にコメしたと思い込んでて遅れました泣こんなにいい作品なのに!更新頑張って下さい応援してます! (2015年8月19日 15時) (レス) id: 33eb7c7682 (このIDを非表示/違反報告)
朔桜(プロフ) - 夢花火さん» コメ返し遅くなってごめんなさい!(T ^ T)コメントありがとうございます!設定はそろそろでます!一段落ついたら設定作る予定です!もちょっと待っててくださいー (2014年11月19日 16時) (レス) id: 2cea28e74f (このIDを非表示/違反報告)
夢花火 - 面白いです!面白いんですが、設定はないのですか?これからも楽しみに待ってます!更新頑張って下さい(^^) (2014年11月6日 19時) (レス) id: 2a437cc357 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朔桜 | 作成日時:2014年10月29日 0時