彼岸花の咲いた夜に【ぬら孫】

妖、現る ページ1

「よわい・・・・」

ぽつり。言の葉が舞った。

「つまらないわ・・・・」

女の、鈴のような声だった。

シュッ

赤き雫が、飛び散った。

「呆気ないわね」

女の背後には赤い部屋があった。

声はない。

ぽちゃん

赤い雫の落ちる音がした。









「そこ行くお嬢さん！旅の途中かい？」

人間の男に声をかけられて振り向くと、小さく頷いてみせる。

「このさきは気をつけたほうがいいよ！妖が出るって有名だからね」

自分でもわかるほどにニヤリ、と笑った。

「どんな妖が出る？」

男は困ったように手を振った。

「人食い鬼さ。最近じゃあ若い娘らを喰ってるらしいぜ」

「そうか。ありがとう」

「間違っても東の森には行くなよ・・・っ！」

突風が吹いてたたらを踏む。顔にかざしていた手をどけると、そこには誰もいなかった。









「クスッ・・・・」









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初めましての方もよろしくお願いします。

作者はぬら孫大好きです！

勢い余って作ってしまいました(^_^;)

これから、よろしくお願いします！

主人公は女です。私には男主は無理だ！ドヤァ

ではでは。

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