輝く月のように 5 (ページ7) - 小説

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阿部「あれから色々あったけど、ご飯をたくさん食べれるようになってくれたのは嬉しかったな」
A「そんなに？」
阿部「シンプルにこのままじゃ死ぬって思ったからね」
A「……あの頃はまだ前の事務所の生活が抜けてなかったからね。阿部ちゃんが食べた分だけ動けばいいって言ってくれたから食べることに罪悪感を抱くことが減って今ではたくさん食べれるようになったもの」
阿部「翔太以上にね」

そうだね、と笑うAの瞳の涙はもう乾いている。あれから紆余曲折を経て歩み寄って現在がある。

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作者名：はながたり | 作成日時：2023年4月23日 23時