輝く月のように 3 (ページ35)

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重い気持ちを僕に渡してページ35

A「あ、悠太くん」
YT「Aちゃんやん。ジャニ呼ぶわ」
A「ありがとう～」

楽屋の前でばったり遭遇した悠太くんが楽屋の中に声を掛けてくれる。

YT「Aちゃん夜にテレビ出るんちゃうの？」
A「うん、だから途中で抜けることになっちゃうんだ。それもあって開演前に特別にご挨拶させてもらってるの」

なるほど、と頷いた悠太くんにBE:FIRSTさんとFANTASTICSさんも出るよと伝えると親に録画頼んでるとサムズアップしてきた。実家が日本にあるのこういう時に強い。日本もYouTubeに音楽番組を公式で動画を載せたらいいのにと思うけど事務所の利権もあって難しいんだろうなぁ、難しくしてるのうちの事務所が大きいだろうなぁ。

JN「A」
A「ヨンホ」

ハグを交わしてると他のメンバーたちもチラチラと挨拶に来てくれる。

A「お母さんがヨンホ欠乏症だーって発狂してる」
JN「Aママは相変わらずだね」

爆笑するヨンホの姿を動画で収める。これは母から課せられた任務なのだ。アニメオタクの父とイケメン大好きな母から生まれた私が2.5次元に沼るのは必然、と阿部ちゃんに言われた事がある。ちなみに母は照担でジャニペンである。高身長でガッシリした体系がお好みだが、道枝くんみたいな正統派王子顔もお好みである。

JN「ママたちはまだ日本に戻らないの？」
A「うん、コロナもあるから中々帰れなくて」
JN「そっか、寂しいね」

優しい手つきで頭を撫でられる。父の海外支社への転勤に着いていった母たちとは3年ほど会えてない。それを知っている子たちがお正月やお盆は実家に呼んでくれたり遊んでくれるとはいえ、やはり家族に会えないのは寂しい。家族に会えない寂しさはヨンホも感じてるからいつも2人で傷を舐めあう。

MK「あれで付き合ってないとか信じられない」