Flower Shower × Hokuto Yoshino season2

Flower Shower × 57 ページ7

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咲「よーく撮れてんのね。盗撮じゃん」




A「なんか私がランペさんたちと仕事多く入ってたのも知ってたんだけど」




美波「ストーカー？」




A「わかんない、もうやだ.....」





起業するんだったら


きっとそれなりに人はいるはず


私の知らない人であれば気付かれない


されても、わからない





るぅ「花さん、北ちゃんはどうするんですか」




A「そんなの、もう迷惑なんてかけらないから無理だよ」




るぅ「無理って？」




A「私にはきっと一生あの男がついてくるんだよ？グループに所属してて未来に向かって突っ走ってる彼らの行く手を阻むことなんてできないよ」




るぅ「花さんの気持ちはどうするの？北ちゃんの気持ちはどうするんですか？」




A「彼の周りには素敵な人で溢れてる、彼の今後を考えたら私の気持ちなんてどうでもいい。夢に向かって頑張る彼がそのまま素敵なアーティストとして生きてくれるなら私の気持ちなんていくらでも我慢する」




るぅ「花さん、北ちゃんにも相談しましょう」




A「それは１番やめて。もう彼の負担は増やせないよ」




るぅ「本当はそんなに好きならなんで、」




A「もう、わかんないの.....私が１番わかってないの。自分の気持ちだって今自分の置かれてる状況だって、」






何もかもがどうすればいいのかわからない


最近決めたばっかりの彼を大事にしたいと言う気持ち


死ぬまで続けようと思っていたこのお店も


美波を正式に雇おうとしてたのも



彼に呆れられてもいい、


ちゃんと自分が整理できたら


この気持ちを伝えようと思ってたのに。






咲「それが花が決めたことなの？」




A「..........うん、」




咲「花が悩んで決めたことなら何も言わないよ、でも本当にそれでいいの？」




A「そうするしか、ないんだよ、」




るぅ「じゃあ今度のパーティー、ちゃんと北ちゃんと楽しんで来てくださいね」




A「..........」





今度の親睦会


私と一緒に周るんだって


ずっと楽しみにしてた、って


あの笑顔を向けてくれたのに



こんなことになるなら


私は彼と出会わなければよかったんだ



この気持ちなんか永遠に無視し続ければよかったんだ






るぅ「花さんが言ったことが本気なら、北ちゃんとの最後の時間になるから、」






それが私への最後の猶予であり最後の幸せなんだ









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