Flower Shower × Hokuto Yoshino season2

Special Edition × Hana ページ35

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Your side.




「ねぇ、どこにいる？」


「お願いだから何も言わずにいなくならないで」





北人「..........んぅ....どこいくの、」




A「お水あげてくるね、寝てていいよ」





私が勝手にいなくなったことを彼は未だに引きずってるみたい


勝手にいなくなったわけではないけど。



きちんとさよならが言えなかっただけで。




あんまり連絡を返さないと心配の連絡が来るし


隣にいて、彼が寝てても


私が少し動いただけですぐどこいくのって



あの時の私が悪いんだけど。



ベランダに携帯を置いて


彼と壱馬くん、陸くんの声が入った音を流して


So good、いいよって



大人っぽく洋楽なこの曲を


あのかわいい甘えん坊の彼が歌ってるのは少し信じられないけど





北人「俺らの歌、聴いてるの？」




A「うん、大人っぽくて好き」




北人「Aと並べる？」




A「どうだろ」




北人「え〜、」





彼もベランダに出て


そのまま私を後ろから包み込んでくれる


そして首筋に顔を埋めて


少し口ずさむ



朝の贅沢すぎる時間





少し顔をずらして


顔をパッと上げた彼


掠るようなキスをすると


ふわっと彼が嬉しそうに笑う




こんな彼の隣に私がいていいのかと思うことはまだたくさんあるけど


彼の好きが伝わってくるから


大丈夫かな、って





北人「今日お休みでしょ？」




A「..........うん？」




北人「する、？」




A「しない」




北人「今のそういうお誘いじゃないの？」




A「違う。そこに北ちゃんがいたから」




北人「ふふ 笑 なにそれかわいい。なおさらしたいんだけど」




A「あとでね」




北人「..........え、」




A「ご飯たべよ？」





顔を赤くして少し下を向いた彼


だらんと下がった彼の右手を掴んで


最後のお花にお水をあげる




その時間になると豹変するけど


まだ私の方が一枚上手みたい。





お花をちょん、と撫でて部屋の中へ






彼がいつも私のことをたくさん考えてくれるの


知ってるよ



焦らなくても大丈夫だよ


だって私はあなたしか好きじゃないもん



あなたたちが今頑張ってるの知ってるから


私はその隣で支えられたら見守れたら


それでいいな。




何年後でも、私はあなたを待ってるよ。




ありったけの愛をお花にのせて。



_____大好きだよ。









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