Flower Shower × Hokuto Yoshino season2

Flower Shower × 71 ページ21

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光樹「お前、そんなこと一度も...」




HIRO「君が来る５分前に決まったことだからね。」




光樹「..........は？」




HIRO「いいこと教えてあげるよ、会社で働いてもらう身分の人たちにそんな酷い扱いして絶対失敗するよ？君」




光樹「..........」




HIRO「まあFlower Showerにはずっと言おうと思ってて、こいつらが今しかないから本当にお願いしますって言うからもう所属自体は花波ちゃんがフランスに行く前、１ヶ月ぐらい前から契約結んであったんだけどね」




A「本当にありがとうございます。」




光樹「まだ終わってねぇぞ。この写真川村壱馬とお前如月、藤原樹と叶咲、売っていいのか？」




HIRO「どうぞ？お好きに。」




光樹「..........あ？」




HIRO「君、起業するらしいけど。うちみたいな事務所にするんでしょ？それが本当ならそんなことしてたら無理だよ。アーティストの私情は本人たちに任せてる。そんなことまで制限してたらきっと辞めていく人が後を絶えないだろうね。」




光樹「..........」




HIRO「まあ、君が失敗をする前に忠告できてよかったよ。お迎えも来たみたいだし」




光樹「..........、」





外で鳴るサイレンの音


ことの終わりが目の前まで来てる


少しの安堵と変わらぬ緊張





HIRO「なんか言うことあるんじゃない？花波ちゃんに。」




光樹「..........A、ごめんなさい...俺はあの時から変わらずAが好きで....ヒートアップしすぎてここまでなっちゃってごめんなさい。もう二度としないように反省してきます」




A「..........」





足音が遠ざかって顔を上げた時には


もう静寂に包まれて、彼の姿はなかった。




HIRO「じゃあ、よろしくね花波ちゃん。なんかあっさりすぎて」




A「こちらこそよろしくお願いします。」




HIRO「たぶん働きやすくはなると思う。あと経理の方で川崎ちゃん入れた、Flower Showerの従業員だけどね。彼女にはびっくりしたよ」




るぅ「２階の１番奥のレコーディングルーム」




A「..........え？」




るぅ「今日も北ちゃんは離れたところにいるAさんに向けて歌ってます。」




A「..........でも、」




HIRO「北人、彼は花波ちゃんに会ってから周りの人に頼るってことを知って彼の雰囲気は柔らかくなったよ。きっともうあなたの存在なしじゃ彼はこの先を歩めない。そう思うんだ」

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