Flower Shower × Hokuto Yoshino season2

Flower Shower × 53 ページ3

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A「おはようございます、お願いします」




「おはよう、よろしくね」





撮影に呼ばれて


とりあえずたくさんのお花を用意するように、と。






「監督の喜多です、って花ちゃん？」




A「喜多さん？」




喜多「なんか企画を光樹が通したみたいなんだけどアポとかとったりどこに頼むか全部下の子たちがやったみたいで俺もよくわかんないままなんだよね」




A「そうですか、.....」






撮影.....俳優さん誰だろう


花をたくさん乗せた台に手を置いて


ふぅ、と一息つく




光樹....、光ちゃん


知り合いがいる中で撮影に参加できることはいいものの


企画案が光ちゃんがやったことで


光ちゃんと私の関係も何も知らずに


うちに電話してきた部下の子たち



まさかこんなところで、、、






？「よ、A。」




A「..........光ちゃん、....」




光樹「久しぶり。ちょっと話せる？」






え、もうなんなんだこれ......






光樹「喜多さんから聞いた？あれ全部嘘だけど」




A「..........え？」




光樹「A、俺ね会社作ったの。企画は俺が出した。Aのところを呼ぶようにしたのは俺の指示。喜多さんはうちの仲間に入る予定だから」




A「何言ってんの？よくわかんないんだけど」




光樹「俺の会社、飲食業はもちろんだけどお前みたいな花屋とか買収して後々人集めて俳優になりたい人とか育てて、まあLDHみたいな会社作ろうとしてるわけ」




A「..........」




光樹「もちろん、そんな強制はしないよ？俺が育てた人材としてお前、それでお前の店紹介して。プロモーションはね最近お前と仲の良い吉野北人くんが今日来てくれるよ」




A「なんのつもり？」




光樹「映画のプロモーションも兼ねてだけど。あの子使えばファンの子たち流れてくるかもしれないし？まあ1番はお前なんだけど」




A「..........」




光樹「俺さお前に直談判しに行こうと思ってたの。だけど思いもよらないところでお前が拒否できないような理由、見つかっちゃったからさ」







closeの看板


真っ暗の店の中のひとつの明かり



そこにいたのは


至近距離で見つめ合う私と北ちゃん






光樹「これ、週刊誌に売られたくなかったらさ入ってくれるよね、うち」






そんな人生がうまく行かないことなんて、知ってたのに









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