Flower Shower × Hokuto Yoshino

Flower Shower × 44 ページ44

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２週間なんてあっという間で


彼がLDHtvでうちに来る日は


すぐに来てしまった




朝から念入りに掃除して


飾るお花たちも念入りに


彼とお揃いの赤髪はポニーテールにして後れ毛を出して


黒のスキニーにぴたっとしたTシャツを着て


VANSを履いていつものハーバリウムと




彼を迎え入れる、いや彼らか


準備は万端




結局彼はこの２週間来なかった。


きっと忙しいんだろうと言い聞かせて


認めてはいけないけど認めるべきなこの気持ちを


ずっと持ちながらどこか彼を待ってしまっていた








美波「大丈夫ですか？Aさん」




A「美波〜ほんとに大学行っちゃうの？」




美波「行きますよ 笑 進級できなくなっちゃう」




A「大丈夫かなわたし」




美波「料理面に関してはAさんひとりで大丈夫だと思うけど、彼らの相手をしなきゃいけないって面ではちょっと大丈夫じゃないかも」




A「お願いだよ美波、」




美波「単位落とします 笑」




A「だよね、今日も忙しいのに準備来てくれてありがとうね」




美波「いえ、ここは私の第２の家ですから！大好きなAさんいるし当たり前です！」




A「ありがとう美波。」






大学生らしいトートバッグを持って


綺麗でかわいい笑顔を浮かべて


大学に向かった彼女と入れ替えで


彼らを乗せたバンが到着した




どうやらもう着替えてるみたいで


みんな揃ってカフェの制服を着てる


うちは制服ないんだけどなあ 笑




スタッフさんたちが入っていくドアを押さえながら


バンに目を向けると


仲よさそうに談笑しながら


イケメンたちが降りてくる


大きな荷物持ってるから


着替えてからまたお仕事なのかな





壱馬「お久しぶりです、花さん」




A「お久しぶりです 笑 るぅの真似してるなぁ？」




壱馬「バレました？笑」




A「バレてます 笑 かわいいからよし！」




壱馬「なんだそれ 笑」




慎「お久しぶりでーす、」




A「あれ、起きてる？」




慎「起きてますよ失礼な」




A「シャキッとしなきゃ火傷しちゃうからね？」




慎「気をつけます 笑」




A「長谷川くん、指輪ちゃんととってよ？」




壱馬「長谷川くん？笑」




慎「とりますけど、俺も下の名前で呼んでください」




A「みんなまこっちゃんって呼んでるよね、はせっちゃん？」




壱馬「はせっちゃん 笑」

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