君の色に染まる私。【BTS】 (ページ5)

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〇5記憶③ ページ5

『ジミンっ！起きてよ！！』

私はジミンの肩をもって揺らす。

TH「ダメだよA。ジミンの顔を見て？

安心して寝てるじゃん。無理やり

起こしちゃだめだよ...」

『やだっ。やめてテヒョン。離してよっ！！』

暴れる私を長い腕で包み込むテヒョン。

TH「A。ジミンの分も強く生きなきゃ？」

『ジミンなしの人生なんか考えられない。

私、ジミンのあとを追う。』

テヒョンからうまく離れて、
病室の窓を開けた。ここは７階。
飛び降りたら一発でジミンの元へいける。
なのに、

『テヒョン...お願い...手を離して？』

TH「離さない。一生。絶対。」

『お願い。楽にさせて？』

TH「冷静になろう？A？
ジミンはまだ死んでない。」

『え？』

テヒョンはどこまで四次元を貫いてんだか...

TH「僕ねジミンとまた会える気がするんだよ。

それに、ジミンの姿は見えないけど、

ここにいる気がするんだよ。」

するとテヒョンは手を離して静かに私の左胸を指して、

TH「ほら、ここ。ジミンとの思い出がいっぱい詰まってるでしょ？」

『.....っ!!!』

私の何かが切れて目から涙が出た。

『そ..っか..、そうだよね....』

TH「うん。そうだよ。」

テヒョンが二カッと笑った。

その顔はすごく辛そうで

瞬きしたら涙がこぼれ落ちそうなくらい

涙ぐんでいた。

しばらくして私たちは、

ご遺族の方にあいさつをして

病室を出た。