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「それを賢いあいつが察したらどうなる？」
どうって、だってそんな。
「ソウイウコトに使うために軽い気持ちで回し合って、最終的に佐久間に渡したのは俺だし、そんな責められる立場じゃないって分かってる。
だからずっと悩んだけど、でも渡した立場だからこそさすがに言わないとマズい気がした。」
「いや、照は何も」
悪くない、関係無い。
だからもう、何も言わないでよ。
まだそんな悪あがきをする自分にだって、気付きたくないんだ。
「いや、俺が悪かった。」
「だから」
「俺のせいで」
「違う。」
「俺のせいで、佐久間も阿部も薬から抜け出せなくなった。」
「違うっつってんだろ！」
声を荒げていた。
それは力強い訴えなんかじゃなかった。
縋るような叫びだった。
「佐久間。」
「違う…、そんなんじゃない。」
もう何も言わないでくれと、声が震えた。
「今は珍しい薬を手に入れたからイベント期間みたいなもんで。
だからそんな薬物依存みたいに言われても。」
「そこまでは言って無い。
ただマズいところに入り込み始めてる。」
「大丈夫、大丈夫だから。」
俺も阿部ちゃんも、上手くいってる。
だってほら、阿部ちゃんが男の子の姿の時だってキスするし。
「そっか。」
「そうだよ。」
「ならあの薬捨てられるか？」
あれを、捨てる。
時間が止まったみたいな感覚に陥る。
気付けば唾が口に溜まっていて、ゴクリとそれを飲み込んだ。
次に頭に浮かんだのは、花柄の可愛いエプロンをした阿部ちゃんの笑顔だった。
それからそんな阿部ちゃんを後ろからすっぽりと抱き締めたことを思い出した。
でも…、うん、大丈夫だよ。
俺らは別に、…うん。
「捨てられるよ。
そんなん無くたって俺らはラブラブだし。」
「そっか。」
「そうだよ。
つうか照ってば俺らのこと心配して悩んでたわけ？
大丈夫だからほら、飲も。
あ、俺またアニメ関係の仕事きたんだ。」
その後はペラペラと自分ばっかり喋っていた。
でもそれが意味することに気付きたくなくて、俺はまたどうでも良いことばかりを口にしていた。
なんだろう、今日は妙に喉が乾く。
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葉子(プロフ) - ベベさん» 褒めていただけちゃうと移行作業今日中に頑張っちゃうぞー！と意気込んじゃいますね。今後も自由に妄想して書いてしまいますが、最後までハラハラしつつ読んでいただけたら嬉しいですー！！ (2021年10月6日 21時) (
レス) id: f3c5f4857a (このIDを非表示/違反報告)
葉子(プロフ) - ベベさん» わーっ、ありがとうございますー！！自分の妄想なぞを人にも楽しんでもらうって難しいことだよなぁと感じる今日この頃ですが、べべ様のお言葉にすごく励まされました…！にょた苦手なのに読んでくださっている方もいたなんて…なんとお礼を申し上げて良いか…！こんなに (2021年10月6日 21時) (レス) id: f3c5f4857a (このIDを非表示/違反報告)
葉子(プロフ) - ゆーと@さん» キタコレー！！です。え、来てますか！？良かったです！（良かった？？）この先も待ち遠しいなんてありがとうございますー！遅い時間になってしまいましたがこれから移行作業頑張ります！金のさくまらしきもの、ピカピカにして送りますー！ (2021年10月6日 21時) (レス) id: f3c5f4857a (このIDを非表示/違反報告)
葉子(プロフ) - ゆゆ@緑の沼が深いさん» ううっ、続きを待ってくださる方がいるってすごく励みになります…！お星様の数を見て、自分以外の方にも楽しんでいただくって難しいなと思いつつ、でも自分の妄想のままにこのお話は続けるので、ゆゆ様にもお付き合いいただけたらとっても嬉しいです…！ (2021年10月6日 21時) (レス) id: f3c5f4857a (このIDを非表示/違反報告)
葉子(プロフ) - めぐみみさん» しい腐女子な皆様！！ラヴィット悶絶さくまさんだったのですねー！それは見たかったですー！そして近かったらDVDだなんて、めぐみみ様どこまでも優しすぎますー！（涙） (2021年10月6日 20時) (レス) id: f3c5f4857a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉子
| 作成日時：2021年9月15日 21時
