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保健室で一通り吐き終えた私は、感謝の意を述べるやいなや、一番の疑問を赤葦にぶつけた。
『なんでビニール袋持ってたの、、、!?』
あの袋がなければ私はみんなにばれていた訳だが。
赤「ん?勘だよ。お前吐くだろうなーと思って。」
こいつ、すげえ。
赤「ところで、花言葉調べないの?お前の心情を表してるんだろ?」
赤葦が、花に手を伸ばす。
『ダメ、、、!花触ったら感染しちゃうから!』
私が花を掴み、赤葦が調べる。
口から出てきたものなのに、さらさらしてて、触り心地がいい。
変なの。
赤「えっと、それ二回目のやつ?」
『うん、上にあったから多分二回目に吐いたやつ。』
赤「それ、リナリア。花言葉は【この恋に気づいて】。」
『うわ、そのまんま』
赤「で、一回目が、、、それね。えっと、、あ、あった。ルリタマアザミ。花言葉は【叶わぬ恋】だってさ」
『マジで私の心情じゃん。すご、、』
あのあと二人でしばし感心してから、また戻った。
心配されたけど、今は大丈夫だし平気。
むしろ拒絶してしまったことに謝ってから、練習へまた入った。
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作者名:蜂蜜色 | 作成日時:2021年4月20日 19時