君と私と病事【ハイキュー】 (ページ3)

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秋「なあ、ちょっと来てくれない？」

お腹を満たすお昼時。

私は、好きな人に呼び出された。

『っ！はい、、！』

私の思い人、木葉秋紀先輩。

そんな彼に呼び出されるなんて、なんて幸せなのだろう。

何があったのかな。

告白だったりして、、

なんて自惚れていたら、いつの間にか人気がない廊下にいた。

うそ、これガチモンの告白じゃない！？

そんな風に浮かれている暇もなく、私は奈落の底へと引きずり落とされる。

秋「俺、白福のこと好きなんだよね、、なあ、頼む！相談乗ってくれない！？」

『、、は、』

少女マンガの世界でしかないと思っていた、好きな人からの恋愛相談。

涙は出てこないのに、心がぴきぴきと音を立てて割れていく。

放心状態のまま二つ返事で了承してしまった私は、木葉先輩の恋愛相談に付き合うことになったのである。

辛いけど、これだけならまだ良かった。

私はその日、部活で同じくマネージャーである白福先輩から、恋愛相談を受けたのである。

言わずもがな相手は木葉先輩だった。

二人は両想い。

その事実が私を締め付ける。

それでも私は、腹の中で蜷局を巻く醜い感情に蓋をして、二人からダブルで相談を受けていたのだ。

そして、数週間前。

精神的にそろそろ限界だった頃、家で急な喉の痛みと吐き気に襲われてトイレにいって戻せば、出てきたのは胃液などではなく花。

急いで調べてみれば、出てきた検索結果は、それこそ少女マンガの世界でしか存在しないと思っていた花吐き病だった。