【刀剣乱舞】私はみんなから見捨てられていなかったみたいです。

刀剣たちの覚悟　〜舞織side〜 ページ23

あの子から、柳沢とAちゃんが恐らく居るであろう廃ビルの内装図と、呪術を解くお札が数枚送られてきたので、Aちゃんの本丸にお邪魔し、作戦会議をすることにした。



どうやら柳沢は呪術を使うのが得意分野らしく、あの子からの心遣いでもしもの時用としてお札も送られてきた。



第一部隊は、隊長が三日月宗近、鶴丸国永、薬研藤四郎、鯰尾藤四郎、蛍丸、歌仙兼定の六振り。



レベルのバランスも良いし、特上刀装とお守りも装備されてる。ばっちりね。



「この廃ビルは地図には載っていないし、異空間の様な場所にあるの。場合によっては生きて帰れないかもしれないし、道中で折れてしまう可能性もあるわ。それでも……助けに行く？」



刀剣たちを見れば、全員覚悟を決めている目をしていた。



さすが、Aちゃんの育てた刀剣ね。



「この廃ビルは、五階建てで防犯カメラが設置されてるわ。それも普通の物じゃなくて、カメラに姿が映ってしまえば呪術が反応して、時間遡行軍が出てきたりしてしまうの。時間遡行軍は戦って倒さないと後々厄介になるわ。だから、二人一組で動きましょう。一階は三日月さんと薬研君、二階は歌仙さんと蛍丸君、三階は鶴丸さんと鯰尾君、四階は私と蓮君。片付いたら四階に集合。五階へは全員で行くわ。障害物が多いから、何処から何が出てくるか分からない。常に警戒しておいて」



内装図に赤ペンで侵入通路となる部分に線を引く。



日吉「お前ら、いつAを助けに行きたいか？」



突然、蓮君がいつAちゃんを助けに行きたいか彼らに尋ねた。



すると彼らは口を揃えて



”そんなの、今すぐに決まってる”



と言った。



日吉「だろうな。準備の出来た奴からゲート前に集まれ。一刻も早くAを助けに行くぞ」



彼らの答えが聞けて満足したのか、誠君はフッと笑い腰を上げる。



さぁ。Aちゃん救出作戦の開始ね。

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