【刀剣乱舞】私はみんなから見捨てられていなかったみたいです。

優秀な後輩　〜日吉side〜 ページ18

？『舞織先輩、あの男、結構ヤバいことしてますよ』



舞織に頼まれていた男のことを政府の方で調べていたら、信じられない情報を得たので彼女の本丸に向かったのだが、アイツとビデオ通話をしていた。



「舞織、頼まれていた男の資料を集めてみたんだが……」



？『日吉先輩、私に資料見せてもらっても良いですか？』



調べてきた資料を画面の方に向けると、なぜだか目を輝かせていた。



？『おぉ〜！ 偶然ですね！ 調べた内容が私のと同じじゃないですか〜！』



そう言って、舞織に俺たちが調べた内容を嬉しそうに教えていく。



舞織「それじゃあ、佐々木涼は偽名で、柳沢浩也が本名っで合ってるかしら？」



？『はい！ ややこしいですよねぇ。小学三年生の女児を誘拐するなんて、まるでロリコン……あ、先輩知ってました？ 実は十二歳から十五歳の女の子のことをロリコン、十一歳から七歳の女の子のことをアリコン(アリスコンプレックス)五歳、六歳の女の子のことをハイコン(ハイジコンプレックス)園児以下の女の子のことをペドフィリアって言うんですよ！』



「それは調べた事と全く関係ないだろ。早く自分のパソコン修復に取り掛かれ」



皮肉っぽく彼女に言い放つと、画面の向こうからブーイングサインが送られてくる。



？『そんな言い方無いじゃないですかー！ せっかく調べてあげたのに！ ……舞織先輩、男の犯罪履歴から行動範囲などを絞っておきますね！ また連絡します！』



ブツリと通話が切れた液晶画面を見て、クスクスと笑う舞織。



舞織「あの子、本当に凄いわよね。悩んでいる人をすぐに笑顔にしてくれるもの」



舞織の言う通りだ。意図的なのか無意識なのかは分からないが、アイツの周りに居る者は誰一人として怪訝そうな表情をしないのだ。



「だな。肩の荷が下りると言うか、見てると気持ちが楽になるもんな」



Aを救出するヒントになりそうな部分をマーカーで引きながら、時計を見やる。



舞織「さて、この男についてはあの子が調べてくれるから、私たちはAちゃんの本丸の様子でも見に行きましょうか」



Aの所の刀剣と、柳沢に大きな罰を与える作戦会議をするとしよう。

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