【刀剣乱舞】私はみんなから見捨てられていなかったみたいです。

指揮を執る責任　〜舞織side〜 ページ14

『さて、これからどうしましょう……』



あの子にAちゃんを探してもらえるようにお願いしたのは良いものの、あの子のパソコンにウイルスが罹ってしまったらしく、復旧させるのに数日は掛かると連絡が入った。



日吉「アイツが失敗するなんてこと、今まで一度も無かったのにな」



あの子でさえ失敗すると言うことは、相当な強者がウイルスを仕掛けたのだろう。



『とりあえず、Aちゃんの刀剣たちに第一部隊の準備をするようにと伝えて。第二部隊は、第一部隊に中傷者が出たら交代で出陣できるようにしておくこと。それから第一部隊から第四部隊まででレベルの低い刀剣が居たらレベリングに行かせて。敵は複数いて強い可能性が高いわ。それに、もしかしたら本丸の奇襲もあり得るはず。あと、出来れば刀剣たちの神気で本丸に結界を張っておいて。多少の時間稼ぎも出来るから、作戦も立てられる余裕が出来るはずよ。しばらくの間だけ、私が指揮を執るわ』



こんのすけ「承知致しました」



こんのすけにこれからの彼らの動きと、私が指揮を執ることを伝える。



日吉「後は俺たちだが……」



『蓮君は、あの子が調べようとしてた人物を役人の中から探してくれないかしら？』



あの子曰く、調べようとしても出てこなかった人物だった為、その情報が本当に正しいのか調べて欲しいと言っていた。



日吉「あぁ、分かった」



早く、早く助けないと……



『死んだら駄目だからね……』



小刻みに震える両手を握り締め、あの子の無事を祈るだけだった。

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