安心 〜燭台切side〜 ページ36
「はい。これは愛染君の替えの手拭いだよ。あ、そっちのぬるま湯じゃなくて、あっちの冷水を使って良いからね」
明石「おおきに。燭台切はん」
第一部隊が主救出に向かっている間、本丸待機の僕は短刀君や脇差君たちの手拭いを何度も取り換えているのだが、熱が下がる様子が見受けられない。
これで何往復目だろう。何往復目かの廊下を歩いていると、玄関の方からゲートが開く音が聞こえた。
玄関を出ると、第一部隊のみんなが帰還していた。
「みんな、無事に帰ってきてくれて良か……主」
三日月さんに抱きかかえられている主を見て、血の気が引いた。
呼吸が浅いし、こんなに傷だらけ……
鯰尾「燭台切さん、手入れ部屋は空いていますか?」
「い、いや、主の部屋しか開いてないよ」
歌仙「主の部屋なら丁度良い。主を部屋に運ぼう」
第一部隊のみんなが主の部屋に向かうと、僕は膝から崩れ落ちた。
良かった……主が帰って来た……
主が帰って来た安心感と、傷だらけの主への不安が一緒に押し寄せてくる。
救急箱と手拭いを用意しないと。
急いで立ち上がり、救急箱と手拭いを持って主の部屋に向かった。
お帰り。主。
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まじゅっちゃん(プロフ) - ふじもんさん» ギャーギャーピーピーうるせぇなってことですよ!面白いなって思って使ってみました!(笑) (2018年11月18日 17時) (レス) id: c4baafbcb4 (このIDを非表示/違反報告)
ふじもん(プロフ) - 待ってギャーピーって何笑ギャーギャーは分かるけどギャーピーって笑 (2018年11月17日 21時) (レス) id: 72a2d2ef64 (このIDを非表示/違反報告)
まじゅっちゃん - 豆王さん» 続編作りましたよ!是非ご覧ください! (2018年8月11日 22時) (レス) id: c4baafbcb4 (このIDを非表示/違反報告)
豆王 - うおっ!続編ですな!お待ちしておりますぞ! (2018年8月11日 17時) (レス) id: 2f9ad457d5 (このIDを非表示/違反報告)
まじゅっちゃん - 薄桜鬼☆ハルハルさん» コメントありがとうございます!良い作品と褒めていただき光栄です!今後も心に響く作品になるようにより一層頑張ります! (2018年8月7日 17時) (レス) id: c4baafbcb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まじゅっちゃん x他1人 | 作成日時:2018年4月21日 0時