悪の華【THE RAMPAGE】

＊leolaさん ページ24

.


le『フフっ まさかあんなに幼かった
Aちゃんとこうやってご飯を食べる日が
来るなんてな〜(*^^*)』

『私も久しぶりに会えてすごく嬉しいです！』


FlowerのVocal Battle Auditionでいろいろと
お世話になった友里さん

苦しい時はライバルながらも声をかけて
くださってお姉さんのように支えてくれた



leolaさん....じゃなくてついつい本名の友里さんって呼んでしまうけれど

友里さんは本当に、あこがれの人


『友里さん、お酒飲まないんですか?』

le『お酒あまり強くないから....

Aちゃんの前で潰れたくないしね(^ ^;)』

『友里さんは潰れても可愛そう』

le『ないない笑』


しばらくオーディション時代のことで
盛り上がってると

友里さんは私のボーカルの話を始めた


le『Aちゃんがどうして今まで
ボーカルになれなかったのか

それが不思議で仕方がないけど、でも
どんな形であれ夢が叶ってよかった〜(*^^*)


Aちゃんは私の自慢の妹だからね( • ̀ω•́ )』


そう言って目の前にある食事を美味しそうに
頬張る友里さん

昔からこういうマイペースなところは
変わってなくて、少し、安心した笑


le『でもびっくりしたんだけど、
RAMPAGEってみんな若いね！

私LIKIYAくんと同じ学年だけどそれで
最年長かぁーって感じ笑』

『若いですし年齢幅も広いので最初は
緊張しました』

le『好きな人とかいないの^^?』

『ｹﾞﾎｯ.....好きな、人』


"A"


好きな人って言われて必ず思いつくのは
樹だった

でもその好きが何なのかはわからない
異性として?それとも幼馴染として?


『好きな人はいます...でもそれが何なのかは
わからないです』

le『うーん....まぁ大切なのは形じゃなくて
思いの強さって言うし重く捉えないでいいよ』

『思いの、強さ....』

le『そうそう！

"この人のことなら負けない！"って思いが
あったらそれは立派な恋なんかじゃないかな』


樹がかっこいいって騒がれる度に、
どこかモヤモヤしていた


私の知っている樹は朝に弱くて、起きると
いつも寝癖がついていて、

クールって言われてるくせにめちゃくちゃ
甘えてくる....


"そんな樹を貴方は知らないでしょ?"って
思ってしまう


『そっか....これが"恋"なんだ、』

le『頑張ってねAちゃん(*^^*)』



初めて自分の思いが恋だと気づいたのと同時に




.




.




樹が好きなんだってことに気づいた自分がいた



.

＊克服する魔法 1→←＊大樹さん

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す