◇886 -どこよりも。- ページ36
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27時間テレビ前夜。
みんな今日は明日に備えて早く寝た。
だけどあたしは寝られずに屋上にいた。
夏の夜のこの場所は涼しくて本当に大好きなんだけど、
今は気分が落ち着かない。
明日のスーパーダンク。
成功はあたしにかかってると言っても過言じゃない。
もちろんそれぞれがうまく繋がらないと成功しないし、
いのちゃんの課題もまだ残されたまま。
伊野尾「俺ら、頑張ろうな…」
といのちゃんに寝る前に言われて、
頷いたことを思い出す。
「はあ…」
ベンチに座り足を抱えて俯く。
あーあ、上着持ってくればよかった。
ちょっと寒いや。
まったく寒いような気温じゃないけど、
心配で心が震えている気がする。
そう、考えていた時。
.
涼介「だから、一人で抱え込むなって」
.
ふわ、と肩になにかをかけられ、
そして愛しい彼の声が聞こえてあたしは俯けていた顔を上げる。
「涼介…」
涼介「まったく」
そう言った涼介は呆れたようにも笑顔を浮かべている。
「まだ起きてたんだね」
涼介「なんとなく寝られなくてな」
あたしに掛けられた何かは涼介のパーカーで、
涼介の匂いがする。
安心する香りだ。
涼介のパーカーに袖を通し、顔を埋める。
涼介「そんな可愛いことしないでくれる？」
「へ？」
涼介はあたしから顔を逸らして、口元に手を持っていく。
そんな涼介に首を傾げているあたしを見て、
涼介はまた笑う。
涼介「今日は早く寝た方がいいし、俺と一緒に寝る？」
「え、いいの？」
涼介「ああ」
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子猫(プロフ) - もちろん読んでますよ！楽しみにしてます！！ (2018年6月15日 21時) (
レス) id: 8b4fae9aa5 (このIDを非表示/違反報告)
葉月 - 更新ありがとうございます！これからも頑張ってください！ (2018年6月10日 1時) (レス) id: dca81bc790 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーず(プロフ) - 更新頑張ってください！待っています！ (2018年3月18日 23時) (レス) id: 1309505e8f (このIDを非表示/違反報告)
葉月 - 更新待っていました(*^▽^*)頑張ってください(#^.^#) (2018年3月5日 22時) (レス) id: dca81bc790 (このIDを非表示/違反報告)
いの丸 - 最新話読みました！また更新する日が増えるというのを知りとても嬉しいです！お忙しいと思いますが、応援してます！ (2018年3月1日 21時) (レス) id: 3751684d50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みほ.｡
| 作成日時：2017年8月20日 18時
