JUMPのかぐや姫..。*-18-

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それでも首をかしげる光くんに耳打ちで答えを教えてあげると、


「あ〜！」と思い出した様子。





私たちと同様、他のチームもわかっているようで、


スラスラとフリップに答えを書いていく。





そして答えは全チーム一致の『Switch』。



各チームに一貫が加算される。







ア「ここで、お寿司の数が少ないチームに朗報です。」





司会者のその声に「お！」と声を揃える青チームの二人。






ア「次の問題から、正解したら好きなチームから


お寿司を２貫奪うことができます」





「「いえーーい！！」」




これは彼らにとって大きなチャンスかもしれない。




もし自分たちのチームが正解したら、


相手チームから２貫奪うことができて、差が一気に４点縮まるのだ。






貴重なチャンスにどのチームから奪おうかと、


他チームのお寿司の数を見ている青チーム。





まあ、どう見ても今圧倒的に数が多い


私たちのチームから取るんだろうけど。





伊野尾「A、山田のことうるうるした目で見つめて」





「え、なんで笑」





光「そうしたら、俺たちのチームから取れないだろ」




「な、なるほど？」







ということで、私たちのチームのお寿司に目を向けた涼介が、



チラリと私を見たときに、アイドル誌でやるような表情をすると




「うっ…」とうめき声をあげる涼介。





伊野尾「お、A効いてるぞ。その調子だ」




薮「いや、ていうか、正解しないと奪えないから」





そんな私たちの遊びを見ていた宏太くんが正論を言ってのけ、


立ち上がっていた青チームは席に着いた。







ア「では問題いきます。これから流れる曲は


誰が何年のコンサートで歌った曲でしょうか？



曲タイトルとコンサート名をお答えください」





ということで、流れた曲に笑う裕翔と圭人。



特に圭人は少し恥ずかしそうに笑っている。





そう、流れた曲は圭人が昔歌っていた曲。






伊野尾「曲名なんだっけ。」




「バビロン」




伊野尾「あー！そうだそれだ。」




「でもどのコンサートだったかが思い出せないんだよね」




光「あれじゃない？クマのやつ」




「TEN JUMP ?」





伊野尾「んーわかんねえなー。それにしとこう」





そして全チーム、私たちと同じ答えになり、


これは正解だと誰もが思ったが…





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