検索窓
今日:6 hit、昨日:22 hit、合計:774,191 hit

◇708 ページ8








外のテラスに出ると少し寒くて、体が震えた。




ベンチに腰掛けて隣に涼介を座らせる。









涼介の手を握ると温かくて、



やっぱり落ち着くんだ。








だけど、少し涼介の体が熱い気がする…








まさか…








「涼介、お酒飲んだ?」






涼介「うん。」









そう言って体を起こしながら、



握っていたあたしの手に自分の手を絡ませてくる。









その時携帯にメールが入り、見ると









大貴【ごめん、A。



山田にお酒飲ましちまった、】という内容と共に、






人気のキャラクターが手を合わせ、


ごめんね!と謝っているスタンプが送られてきた。








やっぱりな。お酒飲んじゃったか。








「涼介〜?」







あたしの肩に頭をコテンと乗せ



目を閉じる涼介の名前を呼ぶけど、








ん〜と声を出すだけ。








「もう、お酒飲み過ぎたら



涼介潰れちゃうんだから気をつけないと。」







涼介「ごめん。」









この寒さのおかげか、



涼介の酔いが少しづつ醒めてくる。








「なんで泣いてたの?」








手をキュッと握り直して問いかけると、



更に強くギュッと握り返され、








涼介「会いたかったから。」







「え?」








涼介「会いたくて仕方なかった。」








そんな、、、可愛いこと言われても。







完全に酔いが醒めた涼介が



ジリ…と体を近づけてくる。







心臓がドクンと鳴って、



ゆっくりと近づいてくる涼介の顔を見つめながら








目をぱちぱちさせる。
















涼介「お前から、絶対に目離さねえよ。」








そう言って、何も言わせないように



あたしの口を塞いだ。







その言葉はまるで、らじらーでやった



あたしの口説きに対する答えのようで。







今、新曲を歌ってるんだけど



その歌詞にぴったりな感情だな。








" 君が恋しくて 恋しくて 溶けてしまいそう "







◇709 ーJUMPartyー→←◇707



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (655 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2225人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

はる - エリンギいちごさん» ボウリングのJUMPpartyが見たいです。良ければお願いします! (2017年5月10日 1時) (レス) id: 945be586b3 (このIDを非表示/違反報告)
ひかとぅん - エリンギいちごさん» 大丈夫ですよ笑 私もエリンギいちごさんと同じでこの作品大好きなんで笑 (2017年3月28日 19時) (レス) id: 1696bf77df (このIDを非表示/違反報告)
エリンギいちご(プロフ) - ひかとぅんさん» そうですか!教えていただきありがとうございます。ご迷惑おかけしてすいません... (2017年3月27日 21時) (レス) id: e65b2b9ac2 (このIDを非表示/違反報告)
ひかとぅん - エリンギいちごさん» すいません。 多分、間違えてますよ笑 ちなみに、みほ.。さんのこのJUMPのかぐや姫は16話以降を作り直すため削除したそうです。 (2017年3月27日 21時) (レス) id: 1696bf77df (このIDを非表示/違反報告)
エリンギいちご(プロフ) - ひかとぅんさん» いつも読ませて貰ってます!16話以降を見たいのでパスワード教えて頂きたいです。 (2017年3月27日 19時) (レス) id: e65b2b9ac2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みほ.。 | 作成日時:2015年11月19日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。