JUMPのかぐや姫.｡*-15-

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そしてアナウンサーさんから嫌なお知らせが入る。








アナ「そろそろ閉館時間が迫ってまいりました。


次がラストゲームです。




みなさん、自分の胸に聞いてみてください。


本当に100%の気持ちで迎えていたか、どうでしょう。」









アナウンサーさんからの痛い質問に



みんなが沈黙する。









だけどやはり彼が黙っていなかった。








涼介「なんかこう…特番の時のような



熱い思いみたいなのがないんじゃないかなって思うよね。」









エースとしての彼の言葉に周りも頷く。









薮「誰かが取ればいいや、


みたいな気持ちがあったかもしれないね。」








そして最年長としての薮くんの言葉も



痛いくらいに沁みる。









涼介「“絶対に自分が獲らなきゃいけない”



みたいな気持ちでやってるかどうかだよね。」









涼介が言う特番とは、全員でやった5000m走のことだ。







冠番組ということでみんな必死になって



汗水流した去年のことを思い出す。









みんなの中でなにかが変わった。









八乙女「俺らさ忘れてることあるよ。」









すると今度は光くんが口を開いた。









八乙女「俺ら頑張るときなにしてる？」








「円陣…？」








八乙女「そう。」









その声にみんなが立ち上がり、手を出す。









八乙女「崖っぷちだからこそ、決めてやりましょう。



いくぞ＿＿＿！！」








JUMP「「おー！！」」








あたしたち10人の心が



またひとつにまとまった。







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