JUMPのかぐや姫.｡*-13-

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ー涼介sideー







「あっぶねぇ…」








壁に手をつき、頭からシャワーで水をかぶる。








最近忙しくて、Aと触れあう時間が



減ってきていたから、A不足だった。








少しだけでいいから触れたかった。








だけどいざ、本人を目の前にして



あんな姿のAを見ると理性なんて吹っ飛んでた。









最後までやってたら



Aを動けなくさせる所だった…。









かぐや姫と言われるほどの美しさを持つAは



芸能界でもよくモテる。







本人はまったく気付いていないけど。








共演する俳優さんをみんな虜にしちゃうんだ。








今は俺という彼氏がいるから



近寄ってくる人はいないけど。








メンバーにも好きだった人がいたくらいだしな。









かぐや姫は最後、月に帰ってしまう。







だから、いつかAが



俺の元から離れていくんじゃないかと








怖くなるときがある。








.








絶対に俺はあいつを手放したくないし


誰かに譲る気もない。








何があってもあいつは俺のもんだから。









．









シャワー室から出て、ベッドの方に向かう。









「まじかよ…」









もうとっくに、自分の部屋に帰っていたと



思っていたAが裸のまま






布団にくるまり寝ている。









ベッドは２つあるからいいんだけどさ









「服着ないで寝たら、風邪引くぞ。」









まあ、脱がせたの俺なんだけど。





声を掛けたけど起きる気配はない。









風邪をひかれたら困るし



下に落ちていたワンピースを拾いAに着せる。









それでもまったく起きない。






相当疲れてたんだな。









俺も寝ようと、もう1つのベッドに



入ったのはいいんだけど








Aが寝返りを打つ度に


ワンピースの隙間から白い肌が覗くから寝られない。









やっとの思いで寝たときには



日付はとっくに変わっていた。








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