JUMPのかぐや姫.｡*-13-

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二宮「今から何かしようとしてた？」






「いや、特に！」









二宮「じゃあ、ちょっと来てくれない？」





「？」








首を傾げて先輩のことを見つめる。









と、先輩が手をあたしの顔に押し付けた。









二宮「お前、そんな顔を平気で男にするな。」









と、よく分からない事を口にする。









「え、どういうことですか？」









あたしの顔から先輩の手が離れて、



すぐに聞くけど







｢山田は大変だわ。｣



なんて言って答えてくれない。








「いいですよ！行きましょう」









先輩の行動の意味がよく理解できないけど、



先輩からのお誘いなら行かないと。







と、先輩と肩を並べて歩く。





その間はたわいのない会話をした。









そして着いた楽屋。









二宮「姫、連れてきたぞ。」









そんなことを言いながら、



その部屋のドアを開けて入っていった先輩につづいて中に入る。








と、そこにいたのは。









櫻井「お、来たきた。」







相葉「いらっしゃーい。」







松本「ごめんね、疲れてる時に。」








嵐のメンバー。









「え？」








二宮「ごめんね、なんかAに



いろいろ聞きたいことがあるらしくてさ、






ちょっと、話さない？」







「はい。」








なんの話だろう？と思いながらも、




先輩の真剣な目にあたしは頷かざるを得なかった。









櫻井「じゃあ、何から聞こうかな。」








3人がけのソファーを向かい合わせて、



隣に大野くんと二宮くん。






向かいに松本くん、櫻井くん、



相葉くんが座っている。







普通に考えてこの状況は異様な気がするけど、



あまり緊張はしていない。







そういう空気を先輩方が


作ってくれてるんだろうけど。






.







松本「この前の事故って、



子供を助けて巻き込まれたって聞いたけど。」







やっぱり、その話か。







「はい、気づいたら体が動いてました。」







櫻井「それで、記憶を…」








そこまで言いかけて言葉を濁す先輩。








「なくしましたね。」








先輩の言葉の続きを繋げた。








二宮「ごめんね、思い出すの辛いよね。」








「いえ。記憶って言っても…



涼介の記憶だけを失ったんです。」







5人の表情が固まる。







相葉「つらく…なかったの…？」








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