JUMPのかぐや姫.｡*-13-

◇601 ｰ大阪公演最終日ｰ ページ1

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数時間前まで、騒がしかった周りは


一気に静かになった。







タクシーに２人で乗り込み


ホテルの場所を伝え、タクシーが出る。









涼介「本当、JUMPってうるさいよな笑」






「だね笑 でもすごく大好き」







あたしの言葉に涼介も微笑んだ。








10時が少し過ぎた頃



携帯に侑李からグループメールが入った。









侑李【ねえねえ！嵐にしやがれに出てるよ！】22:03








それと一緒に送られてきた写真は



今撮ったものであろう、テレビ画面。








画面では嵐にしやがれをやっていた。









涼介「あ〜そういえば放送今日だったな」








だから、侑李は先に帰ったのかと納得する。








見るか、と携帯でワンセグをつけてくれたから



一緒に画面を覗き込む。









どうやら嵐さんと絆の強さを競う勝負をやるらしい。









二宮《だって俺らフルメンバーだし！》









確かに出ているのは、



宏太くん、裕翔、いのちゃん、圭人、雄也の5人。








半分しか出ていない。








あたしと涼介はこの日



ドラマの撮影で無理だったんだよね。









雄也《“嵐”を“晴れ”にしてやりますよ！》







涼介「新しい(笑)」









意気込む5人だったけど



長年の経験からか、嵐さんにはなかなか勝てない。









慧《あっち行っちゃう〜！



と思ってバカみたいに引っ張って！》








珍しくいのちゃんが熱く語るのは



細い台の上に何人乗れるかというゲームで







いのちゃんが活躍していたから。









ふと携帯を見ると









慧【俺これ必死にやったからね】22:16









JUMPのグループメールが



さらに賑わっていた。








「いつかはみんなで出られるといいね」






涼介「そうだな笑」









自分たちの出ている番組をみんなで見る。







やっぱりJUMPって温かい“場所”だな〜



と思った夜だった。







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◇602→

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