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そのおかげもあって、落ち着いてきた頃
いのちゃんが口を開いた。
慧「マネージャーからAの話を聞いたとき、
俺はすごく驚いて怖くて。
Aがいなくなったらどうしようって思った。
それで病院に行ったとき、
Aが無事だと聞いてすごく安心した。
気付いたら泣いてた。
だけど山田はもっと心配して。もっと不安で。
もっと安心してた。
あいつにとっては、
Aが自分のことを忘れようと
自分のことを嫌いになろうと
自分の隣で笑っててくれたらそれでいいんだ。
いつか、あいつ言ってた。
“AはJUMPにいなきゃいけない存在なんだ”
“Aがいないと俺らの笑顔は輝けない”
“Aは俺らの太陽みたいなもんなんだ” って。
Aは覚えてないかもしれないけど、
そう言ってたんだ。
だからな、
絶対にあいつから離れようとしたらダメだ。
それこそ、山田にとっては一番辛いことなんだ」
いのちゃんの言葉に、
またあたしの涙は溢れてくる。
慧「それに…」
いのちゃんが、ふっと微笑み
ドアの方に顔を向けた。
慧「もう入って来いよ」
あたしは理解が出来なかったけど、
いのちゃんのその声にドアが開き
入ってきたJUMPのみんな。
だけど、そこに彼の姿はない。
宏太「いつから気付いてたんだ。いるって」
慧「結構前から」
え?ずっとドアの外にいたの?
慧「盗み聞きなんて悪趣味〜」
光「うるせえよ笑」
そう言って笑い合うみんな。
大貴「それに、Aには俺らがいるだろ?」
「うん…っ…」
そうだよ。なんで逃げようとしてんの。
何があったって逃げちゃダメだ。
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本当に、これだけは神様に感謝しなくちゃ。
.
メンバーの記憶を残してくれたことを。
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きい(プロフ) - 楽しく読ませていただいています! 12のパスワードを教えていただけませんか? (2017年3月18日 12時) (レス) id: 8e9c5e1e6e (このIDを非表示/違反報告)
音色(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます!続きが読みたいのでパスワードを教えて欲しいです!お願いします! (2017年3月18日 9時) (レス) id: 8927627eb4 (このIDを非表示/違反報告)
名無し47874号(プロフ) - 続きを見たいのですがパスワードで見れないんです。良ければパスワードを教えて頂けますか? (2017年3月17日 12時) (レス) id: f45920c8dd (このIDを非表示/違反報告)
ベリー(プロフ) - ベリーです!そうだったんですね!タイトルだけで判断していました…読んでみます! (2015年10月11日 1時) (レス) id: 348b047153 (このIDを非表示/違反報告)
みあたん*涼介担* - 面白いです!!続きが早くみたいです(*´∀`) (2015年10月10日 8時) (レス) id: 0d515d3fad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みほ.。 | 作成日時:2015年9月22日 18時