JUMPのかぐや姫.｡*-10-

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そう思ってくれたのは



レコーディングスタッフさんも一緒みたいで。








.








ス「この曲にぴったりの声質だね」







「ありがとうございます」








．









それからお互いに何度か収録して次に２人で歌う。








.








涼介･A「「Let’s spend the time…」」






ふたりで綺麗なハーモニーをつくり出す。








.








この歌が崩れないように。





繊細に。丁寧に。








.








歌詞を聴いたら、



一見恋人や大切な人に送るような歌詞だけど






本当はファンの子へ向けて作った歌。








.








いつも愛情をもらってばかりだから、



なにか恩返しが出来ないかと涼介が考えた。








ファンの子へ恩返しをしたくて作った。








．









撮った歌声をふたりで聴く。








涼介「おお〜」







「すご〜い」








スタッフ「いいね〜」








.








あたしたちの周りにいたスタッフさんたちまでも




歌声に感激していた。








.








涼介「すっごい鳥肌立った」








「自分で言うのもアレだけど



すごく綺麗にハモってたね」








スタッフ「ふたりはなにをしても



相性ばっちりだね」









そう褒められあたしたちは、



お互いに顔を見合わせ笑った。








.








涼介「ここに圭人のハモりとギターが入るのかあ。




ますます楽しみだな」








「そうだね」








スタッフ「じゃあ圭人も呼んでくるな」







「はーい」









.









そしてスタッフさんがいなくなって涼介とふたり。







.







あたしは喉を癒やすべく、



持っていたのど飴を食べる。








.








すると








涼介「いいな」








そう言ってあたしのことを見てくる涼介。









「いる？」







涼介「うん」








.








バッグから飴を取り出し涼介に渡すと、









涼介「そうだ。口渡ししてよ」







そう言ってあたしに飴を返してきた。








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